今回は、日産ノートのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてご紹介します。
突然のバッテリー上がりには誰もが動揺してしまいますし、用事があって車を動かそうとしているので、早く治したい気持ちで一杯だと思います。
ですが、本当にバッテリー上がりであれば、数分や数十分での復旧は無理だと思った方が良いでしょう。
そして、焦らず冷静に正しい方法でバッテリーを復活させる必要があります。
それでは、日産ノートのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
日産ノートでは特別に高いバッテリーを使っていると聞いたことがありますが本当ですか?
アイドリングストップ機能がついているから特別なんですかね。
日産の純正でなくても大丈夫ですか?
バッテリー上がりの応急措置を詳しくし知りたいです!
【目次】
日産ノートはどんなバッテリーを使っているの?
日産ノートの現行型は、アイドリングストップ機能が付いているので、それに適合するバッテリーを使用しています。
バッテリーは始動時に電気を多く使いますので、アイドリングストップ車では、バッテリーにかかる負担も大きくなります。
専用のバッテリーを使わないと、すぐにバッテリー上がりになりますから注意してください。
なお、先代ノートではアイドリングストップ機能が付いていないので、標準タイプのバッテリーが付いています。
寿命は2年?
バッテリーの寿命は、2~3年と言われています。
急なバッテリー上がりや、不具合予防のためにも、車検ごとの早めの2年交換をお勧めします。
車検時にバッテリーの状態も確認してくれると思いますので、何も言われなかったら聞いてみた方が良いでしょう。
販売価格は?
現行型ノートのバッテリーは、アイドリングストップ対応の『Q85』になりますので、普通のバッテリーよりも高くつきます。
純正であれば、4万円程度はかかってしまいますが、社外品であればパナソニックのもので2万円程度、安価なものでは1万円位から用意されています。
純正にこだわらるのなら別ですが、性能から考えると社外品で十分とも言えます。
アイドリングストップは省エネ機能であるものの、バッテリー交換となると普通のバッテリーより費用が多くかかる事を覚えておきましょう。
先代とのバッテリーの違いはある?
現行の『DBA-E12』型のバッテリーは、Q85 230 x 173 x 204 mm L テーパ式『太端子』を使用しています。
頭文字の『Q』でアイドリングストップ対応のバッテリーだということがわかります。
先代では、標準仕様バッテリーサイズ は、『46B24L』もしくは、『55B24L』で、寒冷地仕様では、『55B24L』を使用しています。
『46B24L』のバッテリーサイズは、240 x 129 x 203 mm Lテーパ式『細端子』で、『55B24L』のサイズは、240 x 129 x 203 mm L テーパ式『細端子』となっています。
バッテリーの端子のサイズが違う?
上記のように現行型と先代では、バッテリーの端子が違います。
形状はテーパー型で同じですが、太端子と細端子では違う物になります。
バッテリー交換をする際に間違えて違うサイズの端子を購入してしまわないよう、愛車の端子のサイズを覚えておいた方が良いでしょう。
間違ってサイズの違うものを購入したり、大きなバッテリーをつけたいと思った時には、端子の変換グッズが販売されていますので、利用されても良いでしょう。
大から小、小から大と両タイプが用意されています。
バッテリーの寿命は思ったより短いものなんですね。
エンジンスタート時にバッテリーに負荷がかかるから、始動と停止を繰り返すアイドリングストップ車には、特別に性能が良いバッテリーが必用なんですね。
バッテリーの端子に違いがあるっていうのは初めて知りました。
日産ノートのバッテリー上がりの3つの原因
バッテリー上がりの原因は複数考えられます。
その原因によって対処法も異なるため、原因の追究は大切になります。
いくつかのチェックで、原因が分かる場合もありますが、分からない場合や、不安に思う事があれば推測での対処は危険です。
素直にロードサービス等を使い、ディーラーや整備工場に持って行き、プロに診断してもらった方が安全でしょう。
1.ライト類や室内灯の消し忘れ
バッテリー上がりの原因で最も多いのが、ライト類や室内灯等の消し忘れです。
バッテリーはエンジンを掛けることで充電されます。
エンジンを停止した状態でライト類や室内灯等を点け続けていると、バッテリーに充電されないまま蓄えた電気を消費してしまいます。
バッテリー上がりの予防には、降車の時に電装品等がオフになっているかを確認することも大切です。
また、ドアをしっかり閉めないと室内灯が点灯したままになる事もあり、注意が必用です。
因みに、エンジンをかけたままヘッドライトとエアコンを点け放しにしておくと、新品のバッテリーでも1時間程で上がってしまうと言われています。
エンジンをかけずにヘッドライトを点灯し続けた場合では2時間、室内灯では5時間程度でバッテリーが上がってしまうとの実験結果も報告されています。
2.長期間エンジンを掛けない
何かの理由で車に乗らない期間が長期にわたり、『エンジンを掛けない』状態が続いた場合にも、バッテリーが上がることがあります。
これは『自然放電』という現象によるためです。
車に搭載されているコンピュータやカーナビなどの電装品は、記憶装置や時計機能を維持するため少しずつ電気を消費していることも、頭に入れておく必要があります。
3.バッテリーの寿命
バッテリー上がりの原因には、バッテリーの寿命もあります。
バッテリーの寿命は一般的に2~3年といわれていますが、夜間の走行が多かったり、あまり長い距離を走らないクルマのバッテリーは寿命が短くなりやすく、交換時期が早まる可能性もあります。
また、状況によってはバッテリー内部のマイナス極板の劣化が進み、ひび割れが起きたりプラス極板が劣化して剥がれたりすることもあります。
バッテリーの寿命が近づくと、いろいろな症状が現れてきます。
エンジンを始動させるときにセルモーターの回転が弱くなったり、エンジンの回転数によってライトやランプなどの明るさが変わってきたり、パワーウインドの動きが遅くなるなどの症状もあらわれます。
バッテリー液が減りやすいとか、バッテリー本体が膨らんでいるなども異常な状況です。
バッテリーが原因になるトラブルは2年を過ぎた頃から多くなるといわれていますが、異常に気づきにくく、ある日突然エンジンがかからなくなってしまう事も多いようです。
バッテリー上がりには、たくさんの原因が考えられるから、判断が難しいですね。
全ての電装品をオフにしても、時計やナビ等で少しづつ放電されるから、長期間使用しない時には注意が必用ですね。
電気やライトが暗いと思ったら、バッテリーの状態を診てもらった方がいいですね。
日産ノートのバッテリー上がりの対処法は?
日産ノートのバッテリーが上がった時には、幾つかの対処法があります。
しかし、どれも応急処置的なものですので、後日あらためてバッテリーの状態を確認された方が良いでしょう。
ブースターケーブルで救援してもらう
ブースターケーブルは、バッテリーが上がった車と健康な車のバッテリーを繋いで、健康な車の電気を借りてエンジンを始動させるために使うケーブルです。
車に詳しい人や、長く車を使用している人は、一家に1つ用意している場合も多いので、持っていない場合には、借りるのも1つの方法になります。
知り合いや親戚など近所にいたら、聞いてみても良いでしょう。
使い方やつなぎ方も知っている人も多いので、困った時は遠慮せずにお願いしてみましょう。
ジャンプでは、バッテリーが上がってしまった車と『同じ電圧の救援車』でなければいけません。
乗用車のほとんどは12Vですが、トラックや一部のSUVは24Vなので注意が必用です。
また、接続するバッテリーの容量によってケーブル径などが異なりますので、適正な製品を選んでください。
携帯式のジャンプスターターを使う
バッテリー上がり対策としては、ジャンプスターターを利用する方法があります。
ジャンプスターターは、簡単に購入することができます。
ジャンプスターターは、エンジン始動のための小型バッテリーですが、緊急時には懐中電灯として使えるLEDランプが搭載されていたり、スマホを充電するためのUSBポートがあったりして用途が幅広く便利です。
車がバッテリー上がりを起こした際の保険のような感覚でジャンプスターターを購入する人もいます。
お手頃な価格から高価なものまでいろいろと販売されているので、気になる人は一度検討してみるといいでしょう。
ロードサービスを利用して整備工場に入院
最後はJAFに代表される、ロードサービスに救援要請する方法です。
電話一本で、信頼できるプロの方が駆け付けてくれますので、ブースターケーブルなどを使うのに自信が無い方等にはとても良いサービスと言えます。
JAF以外にもロードサービスはいくつもあるので、調べてみるのも良いでしょう。
応急措置には幾つかの方法から選択する必要がありますね。
誰もいなかったり山奥などでは、時間がかかってもロードサービスが来るのを待った方がよさそうですね。
近くにカー用品店やディーラー、ガソリンスタンドなどがあれば、新しいバッテリーに交換するのも手ですね。
日産ノートのバッテリー上がりの正しいつなぎ方は?
日産ノートのバッテリーが上がった場合に、ブースターケーブルを使ってジャンプ復旧する方法をご説明します。
ブースターケーブルのつなぎ方は?
もしものときのために、意外と忘れがちなブースターケーブルの正しい使い方を覚えておきましょう。使用手順は以下の通りになります。
- 故障車と救援車をできるだけ近づけ、バッテリーの位置を確認します。
- 故障車のバッテリーのプラス側端子に赤いケーブルを接続します。
- 救護車のバッテリーのプラス側端子に赤いケーブルを接続します。
- 救援車のバッテリーのマイナス側端子に黒いケーブルを接続します。
- 故障車のバッテリーの『エンジンブロック』に黒いケーブルを接続します。
- 救援車のエンジンを始動します。
- 5分ほど時間をおいて、故障車のエンジンを始動します。
- エンジン始動後、上記と逆の手順でジャンプケーブルを取り外します。
※ 全方向の安全に配慮して作業を行うようにしましょう。
バッテリーに繋ぐときの注意点は?
赤い方をプラス、黒い方をマイナスにつなぎます。
これを絶対に間違えないようにします!
接続する順番は、救援される側の車のプラス端子に赤いケーブル、次に救援車のプラス端子に赤いケーブル、続いて救援車のマイナス端子に黒いケーブル、最後に救援される側の車のマイナス端子に黒いケーブルをつなぎます。
つなぐ順番が違っても、プラス同士、マイナス同士を接続すればジャンプできますが、プラスとマイナスをつないでします、バッテリーをショートさせてしまいます。
クリップをつなぐ際に特に気を付けてほしいのは、ボディなどにクリップを接触させないことです。
バッテリーに接続したクリップがボディに接触した途端にショートしてしまいます。
最後のマイナスクリップ接続時はどうしても火花が飛びますが、問題はありません。
本来はバッテリーから出るガスに引火するのを防ぐため、エンジンフックなどのバッテリーから離れている部分にアースを接続しておいた方が安全です。
車の取扱説明書にアース接続できる場所が記載されていることもあるので確認しておくと良いでしょう。
ケーブルの接続ができたら救援車のエンジンをかけ、1分程度待ってから救援される車のエンジンをかけます。
大抵の場合はこれで再始動できます。
ジャンプしてエンジンを始動した車はしばらくエンジンを止めず充電しましょう。
1時間くらい走らせた方が良いでしょう。
失敗するとどうなる?
ブースターケーブルをバッテリー上がり車のバッテリーの+端子、-端子と繋いだ後に救護車の+端子、-端子と接続する人もいるようです。
この場合、金属片などが端子に付着するとショートを起こして引火を招き、大変危険なので絶対にやめましょう。
+端子と-端子の接続を間違えてしまったというケースもよくあるようです。
この場合の多くは救護車が動かなくなってしまいます。
原因はヒューズが切れによるものでしょう。
万が一繋間違えた場合は、ヒューズの交換あるいはショップで見てもらう必要があります。
ブースターケーブルのつなぎ方は分かりましたが、実際にやるのは恐いですね。
慣れている人もいるので、最初は救援車の方にやってもらった方が良さそうですね。
間違ってつなぐと、助けに来てくれた車にも迷惑がかかるので、充分な注意が必要ですね。
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まとめ
今回は、日産ノートのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしてきましたが、如何でしたか?
現行の日産ノートのバッテリーはアイドリングストップ用の特別なタイプを使用しているので、交換の際などでは注意が必用です。
専門店や整備工場では間違うことはないと思いますが、普通のものより金額が高くなるのは覚えておいた方が良いでしょう。
また初期型などでは、アイドリングストップ機能が無いため、普通のバッテリーで端子も細いものですので、型式を間違えないように見ておいたほうが良いでしょう。
日産ノートでは、他にも多くの故障が見られるようです。
異常と思ったっら、すぐにディーラー等に診てもらい、事故のない安全なドライブを楽しんで下さい!