今回は、ノアハイブリッドのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方をご紹介します。
バッテリー上がりは突然起こるように思いがちですが、日頃からのメンテナンスで防ぐことが可能です。
未然に防ぐことができれば、ロードサービスなど余分な出費も抑えられますよね。
ですが、どのようにバッテリー上がりを防げば良いのでしょうか?
また、バッテリー上がりを起こしてしまった時の対処法についても知っておくことで、冷静に対処することが出来ますよね!
それでは、ノアハイブリッドのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
些細なミスでも起きてしまうのがバッテリー上がりですよね。
ですが、出掛けようとしている時や、ましてや出先でなってしまうととっても困ります。
起きないようにするにはどのようにしたら良いのでしょうか?
【目次】
ノアハイブリッドもバッテリー上がりは起きるの?
今回はノアでも『ハイブリッド』に着目していますが、ハイブリッド車でも非ハイブリッド車同様にバッテリー上がりを起こすのでしょうか?
また、非ハイブリッド車と症状は同じなのでしょうか?
2種類のバッテリーが搭載されている!
一般的なガソリン車には、エンジンを始動するためにバッテリーが1つ搭載されていますよね。
しかしハイブリッドカーには2種類のバッテリーが搭載されています。
まず1つ目が補機バッテリーです。
これはガソリン車に搭載されているバッテリーと同じもので、電子機器や走行システムへの電力供給に使用されます。
そして2つ目が駆動用バッテリーです。
200Vもの高電圧バッテリーで、走行時に使用されます。
年々小型化されていき、種類も、ニッケル水素バッテリーやリチウムイオンバッテリーなど増えてきています。
ハイブリッド車でもバッテリー上がりは起きる?
ハイブリッド車もバッテリー上がりは起きます。
そして、バッテリー上がりが起きるバッテリーは『補機バッテリー』です。
補機バッテリーは放電するときに発生する水素ガスを放出するための工夫はされていますが、電池そのものは一般車と同じ鉛蓄電タイプのもので出来ています。
ですが、補機バッテリーがエンジンスタートには使われません。
それならばハイブリッド車はバッテリー上がりが起きないの?と思いがちですが、そうではありません。
ハイブリッド車に搭載されている補機バッテリーはシステム制御を行うPCや電装系のパーツの電源として働きます。
その為、同クラスのガソリン車と比べるとエンジン始動時に使用されないため車が始動されていればエンジンが動いていなくても駆動用バッテリーから電圧は供給されるので、容量自体は小さいものがほとんどとなっていますが、もちろん充電量より、使用する電力が上回ればバッテリーが上がる可能性もあります。
また、ガソリン車よりバッテリー自身の持ちはいいのですが、逆にバッテリーが弱ってきたことに気がつきにくいという面もあります。
補機バッテリーが上がるとどのような症状が出る?
バッテリーが完全に上がってしまった場合の1番の症状は、リモコンでドアロックが解除出来ないと言う点です。
ロックがリモコンで開けられないと異常に気が付きますよね。
他にも、メインキーをオンにしてもメーター内のランプが何も点灯しないなどの症状が出ます。
バッテリーが弱っていて、かろうじて完全に上がっていない場合はドアロックは解除出来ますがキーをオンにしてもセルモーターが回らずに『カチカチ』と軽い連続音がする様な症状になります。
ノアハイブリッドには2種類のバッテリーがあるんですね。
これはノアだけに限らず、どのハイブリッドでも同様のようです。
また、ハイブリッド車でも補機バッテリーは非ハイブリッド車のようにバッテリー上がりも起きるようですね。
ノアハイブリッドのバッテリー上がりの原因はライトの消し忘れ?
では補機バッテリーも上がってしまうことがわかりましたが、どのような原因で上がるのでしょうか?
原因がわかれば未然に防ぐ方法もわかりますよね!
1番多い原因はライトの消し忘れ
『ヘッドライトの消し忘れ』が1番多い原因ではないでしょうか?
自動でヘッドライトがオン・オフするオートヘッドライトの場合は、キーをオフにすればヘッドライトも消えるのですが、通常のヘッドライトはキーをオフにしてもヘッドライトが消えない車が普通です。
また、夜間であれば消し忘れることはあまりないと思いますが、昼間にトンネルなどの暗い場所を通過する際、車幅灯やヘッドライトを点灯させたまま消し忘れたというようなことはついついやりがちですよね。
また、ヘッドライトだけでなく室内灯の消し忘れもあります。
室内の荷物を探すために室内灯を点灯させてそのまま車を降りてしまったなんて事もよくありますし、ドアがしっかりと閉まっていなくて半ドア状態で室内灯が消えていなかった、などもありがちです。
そのまま放置していると、バッテリーが上がってしまいます。
バッテリーの劣化による寿命
他にもバッテリーの劣化による寿命があります。
バッテリーも消耗品ですので、使用状況によっても変化しますが、年数が経てば弱ってきてしまいます。
だいたい2~3年が平均寿命と言われています。
特に夜間の走行が多かったり、短距離での走行が多い場合、車の使用頻度が少ない場合などは、車のバッテリーの充電が不十分になることが多く、バッテリーの劣化も早く、バッテリー上がりも起こしやすくなります。
ノアハイブリッドのバッテリー上がりが起きる原因は。非ハイブリッド車と特に変わりませんでした。
ですが、ライトの消し忘れなどしたくてする訳ではありませんから、どのように防げば良いのでしょうか。
ノアハイブリッドのバッテリー上がりを防ぐ方法は?
バッテリー上がりの大きな原因の、ライトの消し忘れですが、未然に防ぐ方法はないのでしょうか?
また、どのくらいの時間放置すればバッテリーが上がってしまうのでしょうか。
何時間ライトをつけっぱなしにすると危険?
車によってバッテリーの容量が違うし、充電状態も、バッテリー自体の劣化具合も大きく異なります。
その為、どれぐらいでバッテリーが上がってしまうかは、正確なところはわかりません。
やはりバッテリーが劣化していると、長時間は持ちませんが新しいものは長持ちします。
またヘッドライトをつけっぱなしにするのと、室内灯をつけっぱなしにするのには消費電力も異なりますよね。
ですが目安はあります。
新品のバッテリーの場合は『ヘッドライトは5時間』『スモールランプは10時間』『ルームランプは40時間』と言われています。
消費電力の少ないライトはあるの?
室内灯がLEDの場合は消費電力も少ないため長時間つけっぱなしにしてしまったけれど大丈夫だったという事例もあるようです。
室内灯のLEDへの交換は、自分でも出来ます。
また、LEDを自分で交換する場合LEDには大きく分けて2種類あります。
1つ目は『ルームランプの箇所ごとにランプ球をLED電球に交換する』と言う方法です。
ですが主に使用されている方が多いのは上記とは異なり『車種別に作られた貼り付けタイプのLEDルームランプセット』を使用して交換します。
こちらの方がLED球に変えるより、LEDの数の差で圧倒的に明るくなりますし、室内の色を統一できます。
LEDルームランプセットの価格・購入できる場所
ネットショップをはじめカー用品店など、様々なところで販売されています。
価格も2,000円前後ぐらいから売られているようです。
逆にランプ類などの有名メーカーのセット商品であれば、10,000円以上する商品もたくさんあります。
LED化することで車内も明るくなりますし、消費電力も少なくなるのは助かりますね。
また手軽に自分で交換でも出来るのは助かりますね。
ノアハイブリッドのバッテリー上がりの対処法
様々対策をしていても、バッテリーが上がってしまうこともあるかもしれません。
もし上がってしまった場合はどのように対処したら良いのでしょうか?
救援車とブースターケーブルでつなぐ
救援車が12Vであることを確認しましょう。
救援車がハイブリッド車である場合、補機バッテリーから直接行います。
救援車のバッテリーがエンジンルームに近い位置になるように移動します。
ブースターケーブルをつなぐとき、取り外すときはショートしないように細心の注意をしましょう。
ジャンプスターターを使用する
ハイブリッドカーもガソリン車と同様に、ジャンピングスタートが可能です。
ブースターケーブルとは異なり救援車を必要としないため、比較的安全に対処できます。
ただ、常にジャンプスターターを搭載しておく必要があります。
万が一に備えてブースターケーブルを用意しておくと良いでしょう。
ハイブリッド車で救援は出来ない?
ブースターケーブルでつなぎ救援する場合、ハイブリッド車は救援車になれません。
ハイブリッド車の補機バッテリーと、ガソリン車のバッテリーをブースターケーブルでつないで救援しようとすると、救援車のエンジンがかかった瞬間、大電流が流れ、ハイブリッド車の電源系統やハイブリッドユニットが故障する可能性があります。
その為、バッテリー上がりの救援は非ハイブリッド車に依頼しましょう。
補機バッテリーの交換は必ず純正を使おう
上記の方法で復旧出来る場合は良いですが、それでも復旧出来ない場合はバッテリーが完全にダメになってしまっているという事です。
その場合は交換の必要があります。
ディーラーや専門店で交換する際は、心配ありませんが、もし自身で購入する場合は、補機バッテリーは、メーカー純正のものを使用しましょう。
ノアハイブリッドは、バッテリー上がりを起こした場合決してハイブリッド車で救援をしてもらわないように気を付けましょう。
意外と知らない方も多いので、もしハイブリッド車の方が救援を名乗り出てくれてもお断りするようにしましょう。
ノアハイブリッドのブースターケーブルのつなぎ方
最後に知っている方も多いと思いますが、簡単にブースターケーブルのつなぎ方をご説明します。
いつ、自分がバッテリー上がりを起こすかもわかりませんし、もしかすると救援することもあるかもしれませんので少し頭に入れておきましょう。
ですが、ノアハイブリッドでは救援をしてはいけません!
つなぎ方①:車同士を近づける
ブースターケーブルをつなぐ前に、救援にあたる車両を故障車にできるだけ近づけます。
この時、注意する点は、双方の車両のバッテリー搭載位置を確認し双方のバッテリーが最も近い位置に配置します。
つなぎ方②:プラス端子をつなぐ
接続前にケーブルの被覆にキズや破れがないか確認してから作業を始めましょう。
もし、被覆が破れ電線が見えてしまっている場合は、ビニールテープなどで補修してから作業を開始します。
問題がなければ、ブースターケーブルの赤色を故障車のバッテリーのプラス側ターミナル端子につなぎます。
ブースターケーブル(赤色)のもう一方を救援車のバッテリーのプラス側ターミナル(端子)につなぎます。
つなぎ方③:マイナス端子をつなぐ
ブースターケーブルの黒色の接続に取り掛かります。
ブースターケーブルの黒色は、救援車側から先に接続します。
救援車のバッテリーのマイナス側ターミナルに接続します。
次に故障車にブースターケーブルの黒色を接続しますが、故障車側のブースターケーブルは、エンジンの金属部分(エンジンブロック)に接続します。
故障車のバッテリーマイナス端子に接続しても機能は果たしますが、最後のマイナスケーブルを接続する際にと火花が飛び、バッテリーから発生する水素ガスへ引火し爆発を起こすことを避ける為です。
つなぎ方④:エンジンの始動
接続が完了してから、5分程度救援車をアイドリングさせてから、故障車のエンジンを始動させます。
セルモーターは、10秒以上回さないようにします。
一度で始動しない場合は、30秒以上の時間をあけて、再度、セルを回します。
つなぎ方⑤:ブースターケーブルを取り外す
ブースターケーブルの取外しは、接続とは逆に、故障車のブースターケーブルのマイナスから取り外します。
次に、救援車に接続されているブースターケーブルのマイナスを取り外します。
続いて、救援車に接続されているブースターケーブルのプラスを取り外します。
最後に、故障車に接続されているブースターケーブルのプラスを取り外して、全ての作業が完了です。
その後故障車は最低でも30分ほどはエンジンを切らないようにしましょう。
順番さえ間違えずに正しくつなげば、何も難しくありません。
ですが、自分でやるのは怖いと言う場合はJAFやロードサービスを呼ぶと言う方法もあります。
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まとめ
今回は、ノアハイブリッドのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方をご紹介してきましたが、如何でしたか?
最もバッテリー上がりの多いライトの消し忘れは、忘れないことが1番ですが省電力のLEDに変えるなど対策もありました。
また、バッテリーが上がってしまってもケーブルをつなぐなど、対処法さえ知っていれば問題なく復旧ができますので、ケーブルのつなぎ方など少し頭に入れておきましょう。
ただ、ブースターケーブルも搭載している車とそうでない車がありますので自分の車には搭載しているのかまず確認しておきましょう。