今回は、パジェロのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてご紹介します。
1990年代のRVブームをけん引していたパジェロ。
その頑丈さから、今でも根強い人気を獲得しており、フルモデルチェンジ発売を期待する声も沢山あります。
しかし、販売から年月が経っているモデルも多く走っている為に年式がかなり古く、バッテリーをの寿命が近づいている車両も多くあります。
今バッテリーが上がってしまっている方も、落ち着いて対処すれば問題なくパジェロは動き出すでしょう!
それでは、パジェロのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けいていきますので、お見逃しなく!
三菱と言えば『パジェロ』という時代がありましたね。
『ジープ』から『パジェロ』に変わったのも凄い事ですよね。
新モデルもいいけど、当初のパジェロもカッコいいですね!
【目次】
パジェロのバッテリー上がりの3つの原因
パジェロにおけるバッテリー上がりの原因で最も多いものを確認し、対策につなげていきたいと思います。
電気の点けっぱなし
パジェロは、アウトドアにも使用される事が多いようです。
そんな時に電装品をたくさん使用してエンジンをかけないままでいると、バッテリーの容量がなくなり、バッテリー上がりになる事があります。
便利な事はいいことですが、使い方を間違えると危険なアウトドアになってしまいますので、注意するようにしましょう。
バッテリーの酷使
夏のエアコンは必需品ですよね。
最近の猛暑でもバッテリー上がりが良く聞かれました。
特に渋滞している時などは、アイドリングストップ車では、エンジンが停止して、放電のみが行われます。
満充電であっても、割と短い時間でバッテリー上がりが起きる事があるので気をつけましょう。
バッテリーの寿命
アイドリングストップ車のバッテリーの寿命は約3年と言われています。
パッケージに3~5年等の表示があっても、注意書きにもあるように、使用の仕方で使える期間も変わってきます。
表示の期間より短い期間しかもたない場合もあります。
ライトや室内灯が暗くなったり、パワーウインドが弱くなったりしたときは、バッテリーが弱ってきた兆候である場合も多いので、専門店などでバッテリーの状態を確認してもらいましょう。
アウトドアでは電気製品を使う事も多くなりますね。
夜間はエンジンも停止させることが多いから、バッテリー上がりには注意が必用ですね。
冬はバッテリーの性能が落ちるから、寒くなる前に一度点検してもらった方が良さそうですね。
パジェロのバッテリー上がりの対処法は?
パジェロのバッテリー上がりの対処法は、通常と同じでブースターケーブルを使ったジャンプスタートが一般的です。
原因がわからない場合には、ロードサービスの利用も欠かせません。
救援車によるジャンピングスタート
まずは、一般的なブースターケーブルを使って、他車から電源を分けてもらい、その電源を借りてエンジンの始動を行います。
この場合には、救援してくれる車がいること、接続のブースターケーブルがあること、ケーブルをつなぐ知識があること、救援の車が同じ電圧の車であることの要件を全て満たす必要があります。
トラックは同じ電圧でないので無理ですが、普通の乗用車であれば同じなので問題ないでしょう。
稀に特別なSUV等では電圧が違う場合もあるので確認されたほうが安全です。
長く車に乗っている人であれば、ブースターケーブルを持っている人も多く、ケーブルを持っている人の多くは、使い方も知っているのでお願いしてみたら良いでしょう。
ご近所の話しやすい人や、親戚で近くに住んでいる人がいれば聞いてみるのも良いですね。
JAF等のロードサービス
JAFに加入している場合や任意保険のオプションにロードサービスが付いている場合には、利用するのもよいでしょう。
特に原因が分からない場合や、ケーブルのつなぎ方に自信が無い人も、プロの人が診てくれるので安心です。
ダメでも工場などまでレッカーしてくれるので助かります。
会員になっていなかったり、保険のオプションにも付いていない場合には結構な金額を取られますが、保険のオプションについていたら利用すべきです。
どうしたら良いか分からない時には、保険会社に電話すれば対応してくれます。
バッテリーを新品に交換
バッテリーが寿命の時期を迎えていれば、ジャンプスタートしてもすぐに止まってしまいます。
こうなれば、バッテリーの交換しかありません。
ロードサービス等を利用して、交換できるところまで運んでもらう必要があります。
自分で買ってきて交換する方法もありますが、バッテリー自体が軽いものではありませんから、歩いて運ぶことを考えると、ロードサービスを利用するべきでしょう。
近くに、ガソリンスタンドやカーショップがある時は少し考えても良いでしょう。
この他にも携帯ジャンピングスターターとかも売っていますね。
今はスマホサイズのスターターもあるみたいですよ!
でも基本はブースターケーブルでジャンプ!ですよね。
パジェロのバッテリー交換方法は?
バッテリーは当たりはずれがあって、ずーっと交換なしで使っている人もいれば、バッテリー・トラブルで何度もJAFにお世話になっている方もいるようです。
バッテリー・トラブルは以外に多いようですが、その兆候がつかみにくいのも事実です。
劣化がゆるやかに進んで、ある日突然に大きな症状となって表れるようで、劣化と思った時には遅いという話もあります。
パワーウインドの動きに異変があったり、ライトが暗く感じたりしたら、すぐにバッテリーの状態を確認しましょう!
それでは、バッテリーの種類からバッテリー交換時の注意までをご紹介します。
バッテリーは高い物がいい?
同じ型式のバッテリーでも、有名メーカーや聞いたことの無いメーカーまであり、金額も倍以上の開きがあります。
では、高級品が良いのか、低価格のものでも良いのかというと、難しい選択になります。
間違いなく言えるのは、低価格のものは寒冷地や過酷な使用状況には耐えられないという事です。
信頼性からも有名メーカーの方が安心でき、ハズレも少ないようです。
車との相性もあるので、有名メーカーで高いものでもすぐにダメになる事もあります。
まずは、使用の条件が過酷であるならば有名なメーカーの高級品にすべきです。
そうで無い場合には、粗悪品では無い量販店やカー用品店に売ってあるものであれば大丈夫だと思います。
いくら高級品をつけたところで、休日の遠出の時にしか乗らないようであれば、特に高価なバッテリーを付けても価格相応の機能が発揮できないかもしれません。
鉛バッテリーは重い?
鉛バッテリーは99.9%が鉛で出来ているので、非常に重いものです。
これにカルシウムやアンチモンが加えられていますが、アンチモン含有のバッテリーは液減りが早くて寿命が短いのがネックです。
これに対してカルシウムバッテリーは、高性能バッテリーと呼ばれており、液減りが少なくて密閉型にもなっています。
もちろん、価格にも反映されますので、選択の際には長所と短所に価格も合わせて考えましょう!
バッテリーの容量アップは出来る?
バッテリーの容量を大きなものにすることで、エンジンのかかりが良くなったりすることもあります。
但し、バッテリーの収納場所の問題もあり、なんでも大きなものを付ければよいというものでもありません。
基本は、『容量アップは2ランクまで!』と言われています。
パジェロには、標準で装備されているバッテリーより、かなり大きな収納エリアがあります。
純正では標準が75D23Rを積んでいて、ディーゼルではガソリンよりも大きなバッテリーが必要なので105を積んでいます。
ガソリン車で2ランクアップというと『5』刻みなので、85辺りが妥当でしょうが、4ランクアップとされる95D31Rでも大丈夫のようです。
バッテリーの取り扱いには注意!
バッテリーは前述のように非常に思いので、足に落としたりすると大けがになる事と、感電の恐れもあるので、充分に取り扱いには注意が必要です。
完全防備で『絶縁手袋』とはいかないまでも、軍手くらいはつけて作業しましょう。
また、電解液にも注意が必要です。
電解液は『希硫酸』ですから、肌に触れないようにするのは勿論ですが、目に入ったりしたら大変な事になるので、充分に注意して下さい。
電解液を追加する時などは特に注意が必要です。
キャップの開け閉めには要注意ですし、入れ過ぎてこぼすと車体を腐食させる事にもなるので気をつけて下さい。
あとは何度もしつこいですが、プラスとマイナスは絶対に間違わないようにしましょう。
外す時にはマイナスから始まり、付ける時はマイナスで終わるとお覚えてください!
バッテリー交換でECUもリセットされる?
上記にも書きましたが、パジェロのような車にはコンピューターが設定情報などを記憶しています。
バッテリーを交換することで、記憶していた情報がなくなり振り出しに戻ってしまいます。
このままで使用はできますが、学習していた記憶がなくなったので、前よりもエンジンの調子などが悪くなるのが普通です。
この記憶がリセットされたので、また学習する必要がありますが、放っておけば段々と学習して元のように良い状態になるので心配はありません。
『鉛に希硫酸』では、バッテリーが毒の固まりと言われるも分かります。
バッテリー交換時には、せっかく学習したコンピューターがリセットされてしまうんですね。
バッテリーだけでなく、他の電気機器も初期化される場合があるから、バックアップ電源を使用した方がいいですね。
パジェロのケーブルの正しいつなぎ方
パジェロのバッテリー上がりが起きた場合に、ジャンプスタートする場合のブースターケーブルのつなぎ方と手順を、詳しくご説明してまいります。
ブースターケーブルのつなぎ方
バッテリーが上がってしまったパジェロを救助してくれるガソリンエンジン車を探してください。
ハイブリッド車では救援できません。
お互いのボンネットを開けて、パジェロのプラスに赤いケーブルをつなぎます。
ケーブルと端子は同じ色を繋げばいいので間違えようがありませんね。
しっかり噛ませて接続してください。
次は赤いケーブルを救援車のプラス端子に接続します。
プラスを両車に接続したらマイナスの黒いケーブルを接続します。
次は救援車のマイナスから接続します。
残りの黒いケーブルは、パジェロのエンジンの金属部分に接続してください。
バッテリーのマイナス端子でも良いですが、基本的に金属部分に接続するのが常識です。
接続時にプラスはプラス、マイナスはマイナスというつなぎ方のルールを間違えないようにしましょう。
ジャンピングスタートの手順は?
ブースターケーブルの接続が出来れば、救援車のエンジンをスタートしてしばらく放置してください。
パジェロのバッテリーをしばらく充電します。
2~3分経ったらパジェロのエンジンをスタートしてみてください。
エンジンがかかった場合はそのまま放置してパジェロのエンジンからバッテリーを充電します。
この時回転数を少し高めても良いかもしれません。
エンジンがかかったらすぐにケーブルを外します。
外し方は、装着した手順と正反対です。
- 故障車の−を取り外す
- 救援車の−を取り外す
- 救援車の+を取り外す
- 最後に故障車の+を取り外す
これがジャンピングスタートの手順です。
プラスとマイナスさえ間違えなければ大きな危険はないみたいですね。
でも火花も出たりするみたいだから、やっぱり怖いです。
分からない時は、ロードサービスに頼むしかないですね。
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まとめ
今回は、パジェロのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしてきましたが、如何でしたか?
バッテリーを上げてしまったときには、今回ご紹介した方法でエンジンをかけることが出来ます。
ですが、エンジンをかける方法が分かっても、バッテリーを上げないことには越さないのでバッテリー上がりの原因を研究してバッテリーを上げないように気を付けてみてくださいね。
バッテリー上がりが心配な場合はバッテリーのサイズアップも検討したいですね!