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台風で車が被害に遭ったら保険は使える?等級は下がる?

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今回は、台風で車が被害を受けた場合保険は使えるのか、等級は下がるのかについてご紹介したいと思います。

今年も大型台風の来襲によって、多くの爪痕が残されたのも記憶に新しいと思います。

また今年は雨が酷く、浸水被害が広い地域で発生し、約10万台の車が水没したとの報道がありました。

もし車が台風の被害に合った場合は保険を使用して修理をすることが出来るのか、等級はどうなるのか気になりますね。

それでは、台風で車が被害を受けた場合保険は使えるのか、等級は下がるのかについてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!

車の修理は小さな傷でも数万円かかったりと、それなりに費用が掛かります。

もし車両保険に入っているのならば使えれば助かりますよね。

 

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台風で車が被害を受けた場合車両保険が使える?

台風 車 保険 等級

また、廃車になるほどの被害ではなく、飛来物による傷など様々な被害が想定されます。

もし、台風による被害を受けた場合は車両保険を使用して修理することはできるのでしょうか?

 

台風で車両保険は使える?

日本では自分の車の損害を補償してくれる、車両保険を付けている車は約4割しかいません。

車両保険には、台風のような自然災害では補償を受けられるものと、受けられないものがあります。

まずは台風による被害が補償を受けられるのか見ていきたいと思います。

 

補償を受けられる自然災害

  • 台風や大雨による冠水で、車が水没した場合。
  • 台風による高潮で水没、車が流された場合。
  • 台風や大雨、ゲリラ豪雨による土砂崩れに巻き込まれた場合。
  • 台風等の強風で飛んできた瓦が車に当たった場合。
  • 車に雷が落ちた場合。
  • 車に雹(ひょう)や霰(あられ)が落ちた場合。
  • 竜巻で車が飛ばされた。飛んできた瓦が当たった場合。
  • 積もった雪の重みで車の屋根がへこんだ場合。
  • 雪でつぶれたカーポートの下敷きになった場合
  • 雪崩に巻き込まれた場合。

このように台風での被害を受けた場合は、車両保険の補償対象となります。

 

補償を受けられない自然災害

  • 地震による建物や塀などの倒壊に巻き込まれた場合。
  • 地震による地割れに巻き込まれた場合。
  • 噴火による噴石や火山灰で車に損害を受けた場合。
  • 噴火による火砕流に巻き込まれた場合。
  • 地震・噴火による津波で車が流された場合。
  • 地震・噴火による津波で車が水没した場合。

このように、地震や噴火・津波になどの自然災害によって受けた損害は一度に極めて大きな損害を発生させる可能性があり、適切な保険料の設定が困難であるため、通常の車両保険の枠組みでは補償を受けることができません。

これらを見ても、台風による被害を受けた場合は、車両保険で補償を受けることが出来ます。

 

車両保険には2種類ある!

台風で受けた被害には車両保険の補償を受ける事が出来ることがわかりましたが、この車両保険にも2種類あります。

まず1つ目は一般型(フルカバー型)で、補償の範囲が広い保険です。

  • 当て逃げ
  • 電柱、車庫、ガードレールへの衝突
  • 自転車との接触
  • 転覆・墜落

これらの被害の場合もしっかり補償されます。

ですがもう一つの方ではこれらが補償されません。

その2つ目のタイプはエコノミー型(車対車+a型)と言ったもので、補償内容を限定することによって保険料を抑えています。

ですが、以下の被害の場合はどちらの車両保険でも補償されます。

  • 車同士の衝突・接触
  • 火災・爆発
  • 落書き・いたずら・窓ガラス破損
  • 飛来中または落下中の他物との衝突
  • 盗難
  • 台風・竜巻・洪水・高潮

このようにどちらの車両保険でもカバーされる被害は沢山あります。

台風もこの一つで、一般型・エコノミー型共に補償されますので、どちらでも安心ですね。

 

車両保険で補償される台風被害の具体例

台風の被害で車両保険で補償を受ける事が出来ることがわかりましたが、どのような被害があるのか具体例を見てみたいと思います。

  • 台風により契約の車が水没
  • 台風による土砂災害で契約の車が損害
  • 台風の風による飛来物で契約の車が損害

飛来物による損害が1番多いケースではないでしょうか。

ただ、ここで紹介したのはあくまでも一般的なケースの説明なので、個別の事例については保険会社に問い合わせて確認しましょう。

車両保険は、約4割の方しか契約していないようですが、2種類の車両保険どちらでも補償を受けられるようですね。

近年大型の台風も増えてますから、今車両保険に加入していない方も、価格を抑えたエコノミー型を検討するのも良いかもしれません。

 

車が台風被害を受け車両保険を使ったら等級は下がる?

台風 車 保険 等級

車の保険には『等級制度』と言うものがあります。

一般的に保険を使用すると、内容によって等級が下がるのですが、台風被害を受け、車両保険を使用した場合は等級が下がるのでしょうか?

 

車両保険の等級はどのような制度なの?

自動車保険の保険料は、契約者の年齢、契約する車の車種やグレード、免許証の色などさまざまな条件で保険料を算出されます。

等級制度も保険料算出の基準で、契約の車1台ごとの保険契約中の事故歴によって保険料の割引・割増率を適用する制度です。

等級は1等級から20等級まであり、はじめて自動車保険に加入する場合は6等級からスタートします。

その後事故や、保険を使用することがなければ翌年度の等級が上がり、保険料は安くなりますが、事故などで自動車保険を利用すれば、翌年度の等級が下がり、保険料は高くなってしまいます。

 

台風で車両保険を使用すると等級は下がる!

自然災害ではない通常の『ドライバーに責任がある事故』で車両保険を使うと、翌年の等級は3等級下がります。

その為保険料は上がってしまいます。

ですが、台風など自然災害による事故は『不可抗力』とみなされる為、車両保険を使っても1等級下がるだけとなります。

台風など自然災害では車両保険が使えますが、1等級探してしまい1年間は『事故あり係数期間』となり保険料が少し割増となってしまいます。

例えば、現在10等級の方であれば台風被害によって車両保険を使用した場合、翌年は9等級となりますが、この場合の9等級は『事故あり9等級』となり、8等級の人が事故なしで翌年9等級にアップした時の『事故なし9等級』とは、同じ9等級でも保険料が異なります。

台風による被害によって車両保険を使用した場合もやはり等級は下がってしまうようです。

ですが、事故ではなく不可抗力と言うところも考慮し通常よりは少ない下げ幅のようですね。

 

台風で車を破損された場合相手の保険で補償されるの?

台風 車 保険 等級

ここまで、台風によって自分の車が被害を受けてしまった場合保険で補償されるのかどうかを見てきましたが、台風による被害は飛来物の持ち主など他の方の損害によって自分も被害を受けてしまうと言うケースもあります。

例えば、近隣住宅の屋根瓦などが飛んできて車が傷ついてしまったなどと言う場合も多いと思います。

そのような場合についても見ておきたいと思います。

 

台風で車が破損した場合は相手に責任は問えない?!

2018年に起きた台風21号によって関西では大きな被害を受けました。

風による被害が多かった為、近隣の屋根瓦やトタンが飛んできて車が傷ついたと言う事例も沢山ありました。

どこの家から飛んできなどわかっている場合、相手方に責任は問えないのか?!と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

例えば、マンションの管理組合だとか、そこの建物の所有者だとか、駐車場の管理会社だとか、管理者や所有者に対して、車の修理代を請求できないか?と思ってしまいますよね。

ですが、この場合賠償責任を問うのはなかなか難しいと言われています。

台風など、自然災害による被害は予想もつかない猛烈な雨風によるもので不可抗力とされ、免責となる場合が多いです。

ただ、工作物責任の追及ができるかできないか?であり、場合によっては請求できることもあります。

 

民法717条で定められている

第717条【土地の工作物等の占有者及び所有者の責任】

1. 土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない。

2. 前項の規定は、竹木の栽植又は支持に瑕疵がある場合について準用する。

3. 前2項の場合において、損害の原因について他にその責任を負う者があるときは、占有者又は所有者は、その者に対して求償権を行使することができる。

このように民法717条には記されています。

ですから、工作物の所有者に対して工作物責任を追求することができますが、工作物責任はその対象物の危険防止措置に過失があることが条件となっています。

工作物の設置や保存に瑕疵があり本来しなければならない安全性の管理を怠っており、他者に対して損害が生じた場合には、その工作物の占有者、または所有者が賠償責任を負うということになります。

その為、台風が来る前から看板のボルトがゆるんでいることに気が付いていたのに、放置していた場合はなど、安全性を欠いていたと瑕疵が認められると請求できるケースもあるようです。

実際に過去にはこのような判例もありますので、納得がいかない場合は弁護士さんに相談してみるのも良いかもしれません。

台風の時に、自分の責任では無く被害を受けてしまった場合でも、やはり自然災害は不可抗力ですから、相手に責任を問うことは難しくなります。

やはりこの場合も自分が車両保険に入っていればそちらを使用することになりそうですね。

 

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まとめ

台風 車 保険 等級

今回は、台風で車が被害を受けた場合保険は使えるのか、等級は下がるのかについてご紹介してきましたが如何でしたか?

結論として、台風など自然災害の一部では車両保険の2種類とも使用して修理することが出来ることがわかりました。

ですが、やはり等級は下がってしまうのは避けられません。

ただ自然災害による不可抗力と言う事で、通常の事故よりも少ない1等級ダウンで済みますので、翌年の保険料がいくら上がるかと、修理費用とを比較して車両保険を使用するのも良いと思います。