今回は、車のバッテリー交換を自分でやる方法や注意点についてご紹介します。
最新の高性能バッテリーを格安で取り付けるには、ネット等で安く高性能商品を購入し、自分で取り付けるのが一番ですよね!
しかし、バッテリー交換どころか、配線さえもいじった事の無い方は、最初から無理だと諦めてはいませんか?
実際のバッテリー交換は、バッテリー自体は重いものの、難しい配線は全く無いに等しく、作業時間も短く済ますことが出来ますよ!
それでは、車のバッテリー交換を自分でやる方法や注意点についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
注意事項を守れば危険な作業ではありません。
今はバッテリーも密閉式が殆どなので、液漏れの危険も少ないので、女性でもできますよ!
【目次】
車のバッテリー交換を自分でやる方法は?
出典:https://munesada.com/2017/01/23/blog-9385
それでは、バッテリー交換にチャレンジしてみましょう!
バッテリー選びから、交換の手順までを詳しく解説いたします。
バッテリー選び!
まずは、肝心なバッテリー選びです。
これを間違うと次のステップへは進めません。
簡単なのは、現在ついているものと全く同じ『型式』の商品を購入する事です。
バッテリーの型式は、バッテリーの大きさや性能を表すものです。
大きなバッテリーはスペースに収まりませんし、高さがあるものはボンネットが閉まらなくなる事も考えられます。
また、性能が良くなる分には問題ありませんが、性能の良いバッテリーは高価であり、性能が高すぎても同じようにバッテリーの劣化が進む場合もあり、無駄な出費になります。
逆に、性能ランクを落とした場合には、バッテリー上がりがすぐ起きる事もあるので注意が必要です。
バッテリーの型式の見方!
バッテリーの型式は『40B19L』や『M-42R』等と表示されています。
まずは、一般的なバッテリー表示の『40B19L』を説明します。
最初の『40』は性能ランクを表し、数字が大きいほど高性能バッテリーになります。
次の『B』はバッテリーの幅と高さを表しており、下記の表を参考にして下さい!
JIS規格の表示ですので、この表示方法で統一されています。
次の数字の『19』はバッテリーの長さを表し、バッテリーを正面から見た時の横幅の長さになります。
最後のLは端子の位置を表していて、バッテリーのプラス側を手前正面にして、短い側面からみてプラス端子が左側にあるのが『L』、プラス端子が右側にあるのが『R』の表示になります。
アルファベット表記による幅と高さ、および端子の形状!
- 表記 幅 箱高さ サイズ 端子形状
- A 127 162 A19 ボルトナット式
- B 129『127』203 B24以下 テーバ式『細端子』
- C 135 207 B24以下 テーバ式『細端子』
- D 173 204 D20以上 テーバ式『太端子』
- E 176 213 D20以上 テーバ式『太端子』
- F 182 213 D20以上 テーバ式『太端子』
- G 222 213 D20以上 テーバ式『太端子』
- H 278 220 D20以上 テーバ式『太端子』
バッテリーのプラスやマイナスの端子の形状がポール型のものが『テーパー型』で、L型の形状にボルトで固定する形状のものが『ボルト型』と言われます。
テーパー型は先に行くに従って細くなる円筒状になっています。
アイドリングストップ車のバッテリーの型式表記
アイドリングストップ車のバッテリーの表記は、先の普通バッテリーの表記とは異なります
例えば『M-42R』とように型式が表記されています。
最初のアルファベット『M』は、1文字でバッテリーサイズを表しています。
下記の表を参考にしていただければ分かるように、対応する一般バッテリーと同じサイズになります。
次の『42』は性能ランクを表し、数字が大きいほど高性能バッテリーになります。
最後のLは端子の位置を表していて、通常バッテリーと同じ意味になります。
※性能ランクランクは、50未満は2刻みで、50以上は5刻みになっています。
アイドリングストップ車のアルファベットによるサイズ表記!
『左が表記で、右が対応する一般バッテリーのサイズになります』
- K B-19
- L B-20
- M B-24
- Q D-23
- S D-26
- T D-31
よって、K~Tの表示のバッテリーは、アイドリングストップ車用のバッテリーであり、普通車より性能が良い高価なバッテリーだと分かります。
交換時も高いお金がかかるという事です。
交換の手順!
では、新しいバッテリーを用意したら、早速バッテリーを交換しましょう!
- 1.エンジンを切ります
- 2.車内のライトを全てOFFにします
- 3.ボンネットを開けて、新品のバッテリーの型式をもう1度確認して下さい!
- 4.それではバッテリーの端子を外していきます
- 5.必ず、マイナス端子から外します。
- 6.次にプラス端子を外します
- 7.固定金具の『ステー等』を外します
- 8.バッテリーを新しい物と交換してください
- 9.バッテリーを金具で固定します
- 10.今度は逆の順番で端子をつなぎます
- 11.必ず、取り付けはプラス端子からつなぎます
- 12.次にマイナス端子をつなぎます
最後に端子の緩みや金具の固定を確認して完了です。
エンジンをかけて始動を確認して下さい!
使用する工具は、10と12か、8と10のスパナで充分です。
できるだけ、軍手でも良いので保護手袋を使用して下さい。
作業時間は多く見て20分、普通で15分以内です!
これをお願いするために高いバッテリーを購入するのはバカらしいですね!
手袋は安全対策にもなるし、何かと役に立つので使用して下さいね!
車のバッテリー交換を自分でやる時の注意点は?
出典:https://matome.naver.jp/odai/2147567103633696001/2147567461136691203
簡単にできるバッテリー交換ですが、何点か注意する点があるので説明致します。
数点ですので、必ず守るようにして下さい!
プラスとマイナスのクロスは厳禁!
バッテリーで注意するのは、プラスとマイナスをつないでしまう事です。
順番にも意味があり、全てがココに関わってきます。
プラスとマイナスをつないでしまうと、ショートを起こします。
ショートとは、想定したものと違う回路ができてしまい、想定外の大電流が流れたり、発熱し火災になる場合もあります。
特にバッテリーには希硫酸や鉛といった危険物質を使っており、通常では安全ですが発熱や液漏れが起きると有毒ガスが発生したり、可燃性ガスである水素に引火して大きな火災や爆発に至る場合もあります。
脅かすわけではありませんが、危険をはらんでいる事を肝に銘じて真剣に作業して下さい。
プラスとマイナスを間違えてつながなければ安全ですから大丈夫です。
しかし、間違えるはずがないと思った人は要注意です。
外す時はマイナスから、取り付けはプラスから!
バッテリーのマイナス端子はボディーアースと言って、車全体にマイナス端子をつなぎます。
よって、車全体がマイナス端子と考えられるわけです。
外す場合には、マイナス端子から外しますが、マイナス端子を外す事で回路が切断されます。
マイナス端子を外した後で、プラス端子を外しますが、この時に間違ってプラス端子を車に接触させても回路が切断されているので、問題はありません。
もし、先にプラス端子を外して、何かの拍子でプラス端子が車の金属部分に触れるとショートします。
マイナス端子を外していないため、車全体がマイナス端子であり、そこにプラス端子が触れて回路が出来てしまいショートしてしまうのです。
取り付けはプラスから付けていきますが、理由は同じです。
また、取り付けや取り外しの際には、スパナが車体に触れないようにも注意して下さい。
できれば、外したプラグなどには軍手を巻き付けておくと絶縁できるので効果があります。
端子の締め付けはしっかり!
端子の取り付けが不十分だとエンジンの始動に不具合が起きる場合もあります。
特に劣化したバッテリーからバッテリー液が漏れたりすると、端子の接続部分が白い粉で腐食したりしています。
接続部分が腐食していたら、拭いたりサンドペーパー等でキレイにしてあげましょう。
接触不良では、エンジン始動の際に大きな電流が流れなくて、始動出来なくなります。
取り付けの後は、接続部分を引っ張ったりして完全に接続されているか確認して下さい。
端子の接続不良は割と多いので、しっかりと取り付けましょう!
事故を怖がっても良くありませんが、甘くみるのも危険です。
適度な緊張感を持って作業して下さい!
バッテリー交換を自分でやる時に便利な道具は?
出典:https://1010uzu.com/blog/fail-in-car-battery-replacement
バッテリー交換の時に、あったら便利なものを書いておきます。
たいした物でなくても大きな役割を担ってくれるものもありますので、参考までに見ておいて下さい!
バックアップアダプター
自動車のバッテリーを交換する際に気をつけておきたいのは、ナビのメモリーなどがバッテリーに記憶されている点です。
『バックアップ電源』を使うことで、これを解消する事ができます。
バックアップアダプターは、市販で1,000円位から販売されています。
バッテリーにつなぐようなケーブルタイプから、電池を使うタイプのもの、モバイルバッテリーにもなる本体が充電できる小型バッテリーになっているものもあります。
ジャンプスターターになるものもあり、持っておいて損はないでしょう。
軍手
軍手の良いところは、いろんな用途で使えて、使い捨てができる事です。
保護手袋でありながら、急遽の液漏れ等の応急処置にも使えます。
絶縁もできるので、電気を通したくない時には前述のように、接続部分に巻き付けておけば、間違って触れる事もありません。
最高の万能工具とも言えます。
1,000円のものでも十分に役目を果たしてくれますよ。
軍手がそんなに役に立つとは思いませんでしたね!
新車・中古車を買う時に下取りで損しない方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きを頑張ってもらうのが一番簡単ですが、下取りに出す車があるのならば、下取りに出すことで更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ディーラーは『下取り金額を低めに提示』しているのです。
といったセールストークに使うために、少しずつ下取り価格を上げて交渉の材料にしているのです。
これまで大切に乗っていた愛車は、1円でも高く下取りに出したいですよね?
その為には、あなたの愛車がいくらで売れるのか下取り相場を知っておく必要があります。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
愛車を一括査定した見積書をディーラーへ持って行き、『この見積りより高くならなければ下取りに出しません』と言うことで、下取り価格の交渉が有利になります。
私がディーラーでフィットを下取りに出した時、初めの提示金額は45万円と言われました。
そこで、無料一括査定を試してみた結果、62万円という査定金額が出て唖然としました。
一括査定を知らずに下取りに出していたら、あやうく17万円も損するところでした!
その後ディーラーに査定金額を伝えたところ、17万円+1万円で18万円アップしてくれました。
ディーラーのやり方に疑問を感じつつも、相手も商売なので知らなければ損してしまっても仕方ありませんよね。
どこのディーラーでも最初は下取り価格を低く提示してくるので、一括査定で買取相場をチェックしていくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、1分ほどの入力で申し込み後、買取相場が表示されます。
ディーラーの下取りで損したくない方、比較用に見積りを取ってみたい、相場だけ知りたいという方は、無料で簡単にチェックできるのでお早めに試してみてくださいね。
まとめ
出典:https://with-car.com/車種別維持・メンテナンス費用/車のバッテリーを自分で交換する方法【簡単diy】/
今回は、車のバッテリー交換を自分でやる方法や注意点についてお届けしてきましたが、如何でしたか?
バッテリーの交換は、手順を覚えてしまえば簡単で、10分程度で終わる事も可能です。
必要な工具もスパナくらいですので、自宅にあるもので充分に作業ができます。
ネットでバッテリーを購入すれば、カー用品店やディーラーの半額程度で交換できますし、自分で交換した方が、安心で安く仕上がります。
是非、自分の車のバッテリーは、自分で交換してみましょう!