今回は、ラクティスのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてご紹介します。
ヴィッツの派生車ファンカーゴの後継車種として開発されたラクティスは、『高速大容量スタイリング』をキャッチフレーズに販売当初は月産目標を3倍も上回る2万台以上も販売された人気車です。
2016年には販売終了となりましたが、当初の販売数が物語るように、中古車市場には多数のラクティスが流通しています。
販売終了から3年以上が経ち、ちょうどバッテリーの交換時期にもなっています。
古いものでは既にバッテリー劣化の症状が出ている事も予想されますので、ラクティスのバッテリー上がりについて詳しく解説してまいりたいと思います。
それでは、ラクティスのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
発売当初の月販売数がの7,000台の3倍の21,000台以上も販売されたのは凄い事ですよね。
中古車を購入する時には、バッテリーの状態に要注意ですね!
【目次】
ラクティスのバッテリーはアイドリングストップ車専用品?
出典:http://minkara.carview.co.jp/userid/1170224/car/960248/4144144/note.aspx
ラクティスのバッテリーは、高価なバッテリーを積んでいる事が多く、バッテリー交換で見積もってもらうと、3万円以上の高額の見積もりを出される事があるようです。
確かに高品質のバッテリーを積んでいる事も多いようですが、ネット等で購入して工賃を払って交換してもらえば3分の2以下では十分なバッテリーが取り付けられるはずです。
バッテリー上がりの時は、差し迫った状況が多いため、高い物を売りつけようとする事があるようですが、自分のラクティスのバッテリーの型式を確認して適切なものを購入しましょう。
ラクティスのバッテリーの種類は?
調べたところ、ラクティスでは標準装備で、『Q-55』『S-85 』『55D23L』『46B24L』の4つの中のどれかのバッテリーを積んでいるようです。
また『Q55』が積んである場合には、『Q55』が見つからない事もありますの『Q85』で探してみてらっても良いでしょう。
交換の際には現在積んでいるバッテリーの型式を確認したり、ホームページなどで互換性のあるバッテリーを確認して購入して下さい。
ラクティスのバッテリーはメンテナンスフリー?
最近のバッテリーは『メンテナンスフリー』を謳ったものがおおく、特にアイドリングストップバッテリーや充電制御機能付き用のバッテリーに多く見られます。
メンテナンスフリーなので、メンテナンスの必要性が減ったのは嬉しいことですが、バッテリー液が全く減らないわけではありません。
これが危険な落とし穴であり、とても危険な爆発『破裂』事故が頻発し話題にもなりました。
これは、バッテリー液の減りすぎが原因とされています。
このような事故は、液面の点検をしていれば防止できたことです。
毎日見ても変化は分からないくらいでしょうが、定期的に点検はしておきたいものです。
メンテナンスフリーだからといって液面の点検はしなくてもよいという事では無く、メンテナンスフリーであっても、バッテリー液の減りが確認出来たら、バッテリーの交換時期か異常の発生ですので、確認される事をお勧めします。
バッテリー液の減りは、バッテリー劣化の兆候?
バッテリー液について誤解して覚えていらっしゃる方が多いようですので簡単に説明致します。
バッテリー液を補充すれば、バッテリーが復活すると思っている人が多いようですが、それは誤解です。
最近のバッテリーは、ほとんどが『メンテナンスフリー』となっており、そもそも補充する必要がありません。
『メンテナンスフリー』と言っても、バッテリー液が全く減らない訳でもありません。
もし、バッテリー液が減っている事が確認できた場合は『バッテリーが確実に弱っている』というサインです。
バッテリー液を補充できる場合でも、液の補充により一次的に回復させる事は可能かもしれませんが、液が減っているという事は『バッテリーの寿命が近い』と考えてもらって良いでしょう。
ごく稀に、外国製の安価なバッテリーですと液がすぐに減ってしまうものもあるようですが、これは例外とします。
バッテリー液の減りは、液を足せば大丈夫と思っている方も多いようですが、これは化学反応が多数行われた結果として現れた現象ですので、この状態をバッテリー液の補充だけで補えるものではありませんのでご注意ください!
バッテリーの液面点検の方法は?
ほとんどのバッテリーの側面には、上限と下限の線引きがされています。
その範囲に液が入っていれば問題はありません。
バッテリーの透明度が低くて液がどこら辺にあるか分かりにくい製品がくせもので厄介です。
バッテリー液面の点検時はバッテリー側面をキレイに拭き取り、クルマを揺すったり、電灯で照らして透かしたりするなどしないとわからない場合もあります。
上面にインジケーターのついているものは充電状態の他、液不足も分かるようになっています。
その場合は、インジゲーターを見た方が早くて確実です。
ただし、このインジゲーターは一つのセルしか確認できないので、他のセルも点検する必要があります。
ネットで購入すれば半額近くで買う事ができるので、とりあえず充電できるならしてもらっておくという方法も考えられます。
ラクティスにはアイドリングストップ車でなくても、高いバッテリーが積まれている事もあるんですね!
普通の物に変えてもいいけど、性能が落ちるから考えてしまいますね。
ラクティスのバッテリー上がりの3つの原因は?
出典:https://www.goo-net.com/pit/shop/0121610/blog/64103
ラクティスにおけるバッテリー上がりの原因で最も多いものを確認し、対策につなげていきたいと思います。
電気の点けっぱなし!
ラクティスは使い勝手が良く、いろんな場面で使用されます。
そういう時に電装品をたくさん使用してエンジンをかけないままでいると、バッテリーの容量がなくなり、バッテリー上がりになる事があります。
便利な事はいいことですが、使い方を間違えると危険な便利車になってしまいますので、注意するようにしましょう。
因みに、空港駐車場でのバッテリー上がりは『ルームランプつけっぱなし』が一番多いらしいですので、飛行機に乗るため駐車場に長期で停める際には充分に注意をしましょう!
バッテリーの酷使!
夏のエアコンは必需品ですよね。
最近の猛暑でもバッテリー上がりが良く聞かれました。
特に渋滞している時などは、アイドリングストップ車では、エンジンが停止して、放電のみが行われます。
満充電であっても、割と短い時間でバッテリー上がりが起きる事があるので気をつけましょう。
渋滞時はオーディオやナビ等も使い、猛暑でエアコン全開にすると、あっという間に不調の兆しが出てくるので、兆候があったら電気の使用を控えるようにしましょう。
また冬場はバッテリーの能力が下がります。
気温0度の状態では、バッテリー能力の80%しか発揮できないと言われています。
夏の酷使で弱ったバッテリーが、また冬場の寒さで8割に性能が落ちるので、バッテリー上がりの可能性は高くなります。
バッテリーの寿命!
アイドリングストップ車のバッテリーの寿命は約3年と言われています。
パッケージに3~5年等の表示があっても、注意書きにもあるように、使用の仕方で使える期間も変わってきます。
表示の期間より短い期間しかもたない場合もあります。
ライトや室内灯が暗くなったり、パワーウインドが弱くなったりしたときは、バッテリーが弱ってきた兆候である場合も多いので、専門店などでバッテリーの状態を確認してもらいましょう。
夜間の走行が多い人は、電装品の使用が多いので、バッテリー上がりには注意が必用ですね。
冬はバッテリーの性能が落ちるから、寒くなる前に一度点検してもらった方が良さそうですね。
ラクティスのバッテリー上がりの3つの対処法!
出典:http://www.eagleline.jp/blog/show/6
ラクティスのバッテリー上がりの対処法は、通常と同じでブースターケーブルを使ったジャンプスタートが一般的です。
原因がわからない場合には、ロードサービスの利用も欠かせません。
救援車によるジャンピングスタート
まずは、一般的なブースターケーブルを使って、他車から電源を分けてもらい、その電源を借りてエンジンの始動を行います。
この場合には、救援してくれる車がいること、接続のブースターケーブルがあること、ケーブルをつなぐ知識があること、救援の車が同じ電圧の車であることの要件を全て満たす必要があります。
トラックは同じ電圧でないので無理ですが、普通の乗用車であれば同じなので問題ないでしょう。
稀に特別なSUV等では電圧が違う場合もあるので確認されたほうが安全です。
長く車に乗っている人であれば、ブースターケーブルを持っている人も多く、ケーブルを持っている人の多くは、使い方も知っているのでお願いしてみたら良いでしょう。
ご近所の話しやすい人や、親戚で近くに住んでいる人がいれば聞いてみるのも良いですね。
JAF等のロードサービス
JAFに加入している場合や任意保険のオプションにロードサービスが付いている場合には、利用するのもよいでしょう。
特に原因が分からない場合や、ケーブルのつなぎ方に自信が無い人も、プロの人が診てくれるので安心です。
ダメでも工場などまでレッカーしてくれるので助かります。
会員になっていなかったり、保険のオプションにも付いていない場合には結構な金額を取られますが、保険のオプションについていたら利用すべきです。
どうしたら良いか分からない時には、保険会社に電話すれば対応してくれます。
バッテリーを新品に交換
バッテリーが寿命の時期を迎えていれば、ジャンプスタートしてもすぐに止まってしまいます。
こうなれば、バッテリーの交換しかありません。
ロードサービス等を利用して、交換できるところまで運んでもらう必要があります。
自分で買ってきて交換する方法もありますが、バッテリー自体が軽いものではありませんから、歩いて運ぶことを考えると、ロードサービスを利用するべきでしょう。
今はスマホサイズのスターターもあるみたいですよ!
でも基本はブースターケーブルでジャンプ!ですよね。
ラクティスの正しいブースターケーブルのつなぎ方は?
出典:https://www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_23678.html
ラクティスのバッテリー上がりが起きた場合に、ジャンプスタートする場合のブースターケーブルのつなぎ方と手順を、詳しくご説明してまいります。
ブースターケーブルのつなぎ方
まずは、バッテリーが上がった車に救援してくれる車に、できるだけ近づいて停めてもらいましょう。
ブースターケーブルが届く位置にきたら、救援車のエンジンを切ってもらいます。
最初に故障車のプラスに赤のケーブルをつなぎます。
『プラスは赤』、『マイナスは黒』と覚えましょう。
手を放しても外れないように、しっかりとつけましょう。
続いてこの赤いケーブルを救援車のプラスにしっかりとつけます。
これで両車のプラス同士がつながりました。
次はマイナスの黒いケーブルですが、今度は救援車からつなぎます。
そのあとに故障車のマイナスをつなぐのですが、ここでは基本的にバッテリーの端子にはつながず、エンジンのボルト等の金属部分につなぎます。
どうしても金属部分が無い場合には、故障車のマイナス端子につないでください。
※覚えておきたいのは、お互いのプラスとプラス、マイナスとマイナスをつなぐという事です。
これさえ間違えなければ、大きな事故は起きないでしょう。
ジャンピングスタートの手順は?
ブースターケーブルをつないだら、救援車のエンジンをかけて、エンジンが暖まり救援車のバッテリーが充分になるまで待ちます。
そして、故障車のエンジンの始動を試みます。
かかったエンジンは止めずに、かけたままにしておいて下さい。
あとは、つけた逆の順番でケーブルを外していきます。
必ず、エンジンは止めずにかかったまま外して下さい。
- 故障車の−を取り外す
- 救援車の−を取り外す
- 救援車の+を取り外す
- 最後に故障車の+を取り外す
以上の工程でジャンピングスタート作業の完了となります。
でも火花も出たりするみたいだから、やっぱり怖いです。
分からない時は、ロードサービスに頼むしかないですね。
新車・中古車を買う時に下取りで損しない方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きを頑張ってもらうのが一番簡単ですが、下取りに出す車があるのならば、下取りに出すことで更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ディーラーは『下取り金額を低めに提示』しているのです。
といったセールストークに使うために、少しずつ下取り価格を上げて交渉の材料にしているのです。
これまで大切に乗っていた愛車は、1円でも高く下取りに出したいですよね?
その為には、あなたの愛車がいくらで売れるのか下取り相場を知っておく必要があります。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
愛車を一括査定した見積書をディーラーへ持って行き、『この見積りより高くならなければ下取りに出しません』と言うことで、下取り価格の交渉が有利になります。
私がディーラーでフィットを下取りに出した時、初めの提示金額は45万円と言われました。
そこで、無料一括査定を試してみた結果、62万円という査定金額が出て唖然としました。
一括査定を知らずに下取りに出していたら、あやうく17万円も損するところでした!
その後ディーラーに査定金額を伝えたところ、17万円+1万円で18万円アップしてくれました。
ディーラーのやり方に疑問を感じつつも、相手も商売なので知らなければ損してしまっても仕方ありませんよね。
どこのディーラーでも最初は下取り価格を低く提示してくるので、一括査定で買取相場をチェックしていくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、1分ほどの入力で申し込み後、買取相場が表示されます。
ディーラーの下取りで損したくない方、比較用に見積りを取ってみたい、相場だけ知りたいという方は、無料で簡単にチェックできるのでお早めに試してみてくださいね。
まとめ
出典:http://matome.naver.jp/odai/2130822261266353601/2130822272466364003
今回は、ラクティスのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしてきましたが、如何でしたか?
ラクティスは、トヨタ自動車が2005年から2016までの間に製造・販売されたコンパクトトールワゴン車です。
車名の由来は、『Runner with activity and space・アクティブな走りと広い室内空間をあわせもつ車』の意味をもつ英語の頭文字を組み合せて、『Ractis・ラクティス』と名付けられたと言われます。
『Run』、『Activity』、『Space』という3つの要素を組み合わせ持ち、女性から大きな人気を得た車です。
もちろん、今でも中古車市場で人気の車です。
購入された時はバッテリーの状態を確認して、快適な走行を楽しんで下さい!