今回は、アクアがバッテリー上がりを起こしたときの表示や原因・対処法、正しいブースターケーブルのつなぎ方についてご紹介します。
トヨタ・アクアには2種類のバッテリーが搭載されています。
通常1つだけのバッテリーなのですが、2種類搭載されているバッテリーは、それぞれどのような役割を果たしているのでしょうか?
また、2種類ともバッテリー上がりを起こした場合はどのような表示がされ、どのような対処が必要なのか見ていきたいと思います。
それでは、アクアがバッテリー上がりを起こしたときの表示や原因・対処法、正しいブースターケーブルのつなぎ方についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
出先でバッテリー上がりを起こしてしまった場合など、とても不安ですし、ハイブリッドシステムなだけに更に不安ですよね。
ガソリン車同様にケーブルでつないだりと言った対処法なのでしょうか?
【目次】
アクアには2種類のバッテリーが使われている?
冒頭にも書いたようにアクアには2種類のバッテリーが搭載されていようです。
ガソリン車では1種類しか搭載されていませんから、ハイブリッド車ならではの事のようですね。
ではどのようなバッテリ―なのでしょうか?
ガソリン車と同じ役割の補機バッテリー
まず一つ目は『補機バッテリー』と言うものです。
これは普通の車にもあるバッテリーと同じようなもので、性能や役割もほとんど同じです。
ですが、電装品を動かすことには使われていますが、エンジンの始動には使われません。
また、ハイブリッドシステムを起動させるという大切な役割を果たしています。
普通の車のバッテリーと同じようなものなので、使っているうちに劣化していきますので3年~5年で交換となる場合が多いようです。
ハイブリッド車ならではの駆動用ッテリー
二つ目のバッテリーが、『駆動用バッテリー』です。
これこそがハイブリッド車の根幹とも言えるもので、エンジン始動やモーター駆動に使われているものです。
普通のガソリン車などに搭載されているものとは全く異なり、大きなもので電圧も高く、これでモーターを動かし、車体を走らせるためのものです。
一般的には『基本的には交換の必要はないもの』とされています。
アクアのバッテリー上がりは補機バッテリーが原因?
駆動用バッテリーは基本的に交換の必要がありません。
アクアのバッテリー上がりは、補機バッテリーが原因です。
となれば、エンジンスタートやモーターを動かすには補器バッテリーは関係ないと思うかもしれません。
ですが、補機バッテリーによって駆動用バッテリーなどの制御システムを動かしている為に、車を動かすことは出来ません。
なんとなく2種類のバッテリーの違いがわかりましたね。
ハイブリッド車のアクアでも、バッテリーが上がるとエンジンはかからないのはガソリン車と変わりませんね。
アクアのバッテリーが上がったときの表示・原因は?
アクアのバッテリーが上がるのにはどのような原因があるのでしょうか?
また、バッテリーについて何か表示はあるのでしょうか?
アクアは駆動用バッテリーの残量が表示される
アクアでは、ハイブリッドシステムインジケーターとメインディスプレイのサブ画面に、駆動用バッテリーの電池残量が表示されます。
EV走行で使われる電池は緑色、HVモードで使う電池が青色になっています。
駆動用バッテリーの残量は走行するごとに減っていき、回生ブレーキによる発電やエンジンによる発電で充電され、残量表示が増えていきます。
しかし、バッテリー上がりを起こす可能性のあるバッテリーは補機バッテリーですので、この表示は関係がありません。
バッテリー上がりの原因はガソリン車と同じ
アクアの補機バッテリーはメインバッテリーによって補充電されるという仕組みになっています。
なので、ガソリン車と同じように考えれば問題ありません。
定期的に車のエンジンをかける事で、バッテリーの充電になります。
ガソリン車と同じという事は、長い間放置するとバッテリー上がりを起こす可能性が上がるという事になります。
それでは、車に乗る用事が無くてもアクアのエンジンをスタートしておけばバッテリーに充電することは出来るのか。
答えとしては、出来なくはないが、効果は薄いです。
ハイブリッドシステムが起動すると必要に応じて補器バッテリーは充電されますが、充電がかなり減っている場合には10分程度では全然充電が足りません。
エンジン回転数によって発電量も変わるので、理想は車に乗って走らせることですね。
アクアのバッテリーも経年劣化する?
補機バッテリーはハイブリッド専用バッテリーとはなっていますが、当然経年劣化していきます。
補機バッテリーに使われている鉛バッテリーは気温が低かったり、極端に暑かったりするのが苦手です。
夏場と冬場はバッテリーに厳しい季節という事です。
ですが、通常のガソリン車と違ってエンジンルーム内ではなく車内に格納されている分、気温の変化を受けにくいために比較的長持ちする傾向があるようです。
しかし、定期的な交換は必須になります。
ライトの消し忘れ
ハイブリッド車でもガソリン車と同様にヘッドライトの消し忘れや室内灯の消し忘れでも、バッテリーが上がる可能性もあります。
最近ではキーを抜くとヘッドライトも消える車種もありますが、そうでない場合は昼間にトンネルで点灯したまま忘れていたと言うのもよくありますよね。
アクアはハイブリッド車ですが、バッテリー上がりの原因となるのはガソリン車と同様の理由でした。
このような原因の場合だと、定期交換をすることやライトの消し忘れに気を付けることで出先でエンジンがかからないと言ったトラブルは防げそうですね。
アクアのバッテリー上がりの対処法は?
バッテリー上がりは日頃のメンテナンスや意識しておくことで防ぐことができますが、もしバッテリーが上がってしまった場合どのように対処すれば良いのでしょうか?
自分でも直せるのでしょうか?
ブースターケーブルで救援
アクアの補機バッテリーはリヤシートの右座席の下にあります。
なので、ボンネットを開けて見てみてもバッテリーはありません。
エンジンルームにあるのは、補機バッテリーから伸びている救援用の端子だけです。
それも、+の端子だけになります。
この救援端子にブースターケーブルを接続してジャンプスタートを試みます。
エンジンが付いたらエンジンを暫くつけて、充電してください。
専用充電器で充電
救援車を用意することが出来なかった場合には、専用充電器で充電することも出来ます。
ブースターケーブルでジャンプスタートするよりも、専用の充電器で充電する方が確実で沢山充電することが出来ます。
充電器の種類によって満充電まで出来る物と自動で停止する物があったり、テスターが付いていてバッテリー寿命まで図る事が出来る物もあります。
ただ、家庭用コンセントが必要なので自宅用になってしまうでしょう。
バッテリー新品交換にかかる費用は?
補機バッテリーは消耗品ですので、交換の必要がある場合もあります。
その場合はだいたい20,000円程度です。
これはプリウスよりも安いようです。
補機バッテリーでしたら、普通のガソリン車よりは少し高いようですね。
その一方、万が一『駆動用バッテリー』を交換することになってしまった場合には、150,000円程度かかると言われています。
ですが、ネット購入をしたりするなど多少の価格の変動があります。
アクアでも、バッテリー上がりの対処方は他の車種とあまり変わらないようです。
ただ、ガソリン車よりも少し価格は高いようですね。
アクアの正しいケーブルのつなぎ方は?
続いてアクアのバッテリー上がりの際に正しくブースターケーブルをつなぐ方法をご紹介します。
救援端子があるか確認
救援端子を探す前に重要なのは、『スマートキーを車内に置かない』ようにしましょう。
もし、車内に置いておくと、バッテリーを繋いだ時にオートロックが作動してインロックしてしまう可能性があります。
アクアは年式によってエンジンルームにバッテリー上がり用の『救援端子』がある場合があります。
もちろん年式によっては無いこともあります。
エンジンルーム助手席側のヒューズボックスを開けて『赤い+と書いたカバー』があれば、それが救援端子です。
救援端子があれば、そちらにブースターケーブルを繋いていきます。
ケーブルをつなぐ順番は?
まず、アクアのエンジンルームから救援端子の赤いカバーを開けて赤いケーブルを接続します。
次は以下の順で繋いでいきます。
- 救援車のバッテリーに赤いケーブルを接続
- 救援車のバッテリーに黒いケーブルを接続
- エンジンルームの未塗装金属部に黒いケーブルを接続
エンジンスタートに成功したら、今度は逆の手順でケーブルを外していきます。
ブースターケーブルをつなぐ時の注意点は?
ブースターケーブルをつなぐ前に気を付けて貰いたいのは、助けてくれる車がハイブリッド車かどうかという事です。
自分がハイブリッド車であっても、相手はハイブリッド車ではいけません。
救援車のエンジンがかかった瞬間に、大電流が流れてしまい、ハイブリッド車の電源系統やハイブリッドユニットが故障する可能性があります。
救援できるのはガソリン車だけだという事を覚えておいてくださいね!
ブースターケーブルのつなぎ方もガソリン車と大きく変わりませんね。
ですが、救援車は必ずガソリン車で行うよう気を付けましょう。
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まとめ
今回は、アクアがバッテリー上がりを起こしたときの表示や原因・対処法、正しいブースターケーブルのつなぎ方についてご紹介してきましたが、如何でしたか?
アクアの補機バッテリーについては、非ハイブリッドのガソリン車と大きな差はありませんでした。
ですが、ハイブリッドならではのブースターケーブルでつなぐ際にハイブリッド車を救援車としないなどの注意点がありました。
まずはバッテリー上がりにならない為にも定期的な交換とメンテナンスが大切ですね!