今回は、日産ジュークのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてご紹介します。
日産ジュークにはアイドリングストップ車もあり、それぞれで使用されるバッテリーが異なります。
アイドリングストップ機能は、エンジンの始動と停止を繰り返すため、バッテリーにも負担が大きくなります。
その大きな負担に耐える為に、性能の良いバッテリーが必要となり、交換時には普通のバッテリーよりもかなり割高にもなります。
それでは、日産ジュークのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
日産ジュークのバッテリーは3種類あるようですね。
交換時には、間違わないように確認しないといけませんね。
バッテリー以外の不具合も気になります!
【目次】
日産ジュークに使われているバッテリーは3種類?
日産ジュークには3種類のバッテリーが使われています。
端子の形状が違ったり、アイドリングストップ車では使うバッテリーが異なります。
交換時には必ず確認して購入するようにしましょう。
バッテリーの型式は?
日産ジュークに使われているバッテリーは3種類あります。
アイドリングストップ車では、『S-100』というバッテリーが使われています。
他は、『55B24L 』か『80D23L』です。
サイズは『55B24L 』が、240 x 129 x 203 mmのL型テーパ式『細端子』となっていて、『80D23L』は、230 x 173 x 204 mmのL型でテーパ式『太端子』となっています。
寒冷地仕様も全く同じものを使用しています。
アイドリングストップ車とそうでない場合、型番が違うので充分に注意してください。
車種名、車両・エンジン型式、年式が同じでも特殊仕様車やマイナーチェンジおよびオプション設定等により異なるバッテリーが搭載されている場合があります。
実際に搭載されているバッテリー形式を確認された方が確実です。
価格は
『55B24L 』の価格は5,000円から15,000円で販売されています。
『80D23L』の価格は10,000円程度となっています。
2つでは端子が異なりますので、ご注意下さい。
また、アイドリングストップ車の『S100』では、純正だと4万円位かかってしまうようです。
社外品でも2万円程度で、やはりアイドリングストップ用のバッテリーは普通のバッテリーより高いものになります。
間違って普通のバッテリーを付けてしまうと、すぐにバッテリーが上がってしまうので、注意して下さい。
バッテリーの交換時には、3種類から自分の車に適合するものを間違わないように選ばないといけませんね。
ディーラーでは間違う事はないと思うけど、4万円もかかるのでは考えますね。
社外品ではパナソニックのバッテリーが人気みたいですよ!
日産ジュークのバッテリー上がりの3つの原因
日産ジュークにおけるバッテリー上がりの原因で最も多いものを確認し、対策につなげていきたいと思います。
電気の点けっぱなし
ジュークは車内泊もできるとのことで、アウトドアにも使用される事が多いようです。
そんな時に電装品をたくさん使用してエンジンをかけないままでいると、バッテリーの容量がなくなり、バッテリー上がりになる事があります。
便利な事はいいことですが、使い方を間違えると危険な車中泊になってしまいますので、注意するようにしましょう。
バッテリーの酷使
夏のエアコンは必需品ですよね。
最近の猛暑でもバッテリー上がりが良く聞かれました。
特に渋滞している時などは、アイドリングストップ車では、エンジンが停止して、放電のみが行われます。
満充電であっても、割と短い時間でバッテリー上がりが起きる事があるので気をつけましょう。
渋滞時はオーディオやナビ等も使い、猛暑でエアコン全開にすると、あっという間に不調の兆しが出てくるので、兆候があったら電気の使用を控えるようにしましょう。
また冬場はバッテリーの能力が下がります。
気温0度の状態では、バッテリー能力の80%しか発揮できないと言われています。
夏の酷使で弱ったバッテリーが、また冬場の寒さで8割に性能が落ちるので、バッテリー上がりの可能性は高くなります。
バッテリーの寿命
アイドリングストップ車のバッテリーの寿命は約3年と言われています。
パッケージに3~5年等の表示があっても、注意書きにもあるように、使用の仕方で使える期間も変わってきます。
表示の期間より短い期間しかもたない場合もあります。
ライトや室内灯が暗くなったり、パワーウインドが弱くなったりしたときは、バッテリーが弱ってきた兆候である場合も多いので、専門店などでバッテリーの状態を確認してもらいましょう。
車中泊が可能なジュークでは電気製品を使う事も多くなりますね。
夜間はエンジンも停止させることが多いから、バッテリー上がりには注意が必用ですね。
冬はバッテリーの性能が落ちるから、寒くなる前に一度点検してもらった方が良さそうですね。
日産ジュークのバッテリー上がりの対処法は?
日産ジュークのバッテリー上がりの対処法は、通常と同じでブースターケーブルを使ったジャンプスタートが一般的です。
原因がわからない場合には、ロードサービスの利用も欠かせません。
救援車によるジャンピングスタート
まずは、一般的なブースターケーブルを使って、他社から電源を分けてもらい、その電源を借りてエンジンの始動を行います。
この場合には、救援してくれる車がいること、接続のブースターケーブルがあること、ケーブルをつなぐ知識があること、救援の車が同じ電圧の車であることの要件を全て満たす必要があります。
トラックは同じ電圧でないので無理ですが、普通の乗用車であれば同じなので問題ないでしょう。
稀に特別なSUV等では電圧が違う場合もあるので確認されたほうが安全です。
長く車に乗っている人であれば、ブースターケーブルを持っている人も多く、ケーブルを持っている人の多くは、使い方も知っているのでお願いしてみたら良いでしょう。
ご近所の話しやすい人や、親戚で近くに住んでいる人がいれば聞いてみるのも良いですね。
JAF等のロードサービス
JAFに加入している場合や任意保険のオプションにロードサービスが付いている場合には、利用するのもよいでしょう。
特に原因が分からない場合や、ケーブルのつなぎ方に自信が無い人も、プロの人が診てくれるので安心です。
ダメでも工場などまでレッカーしてくれるので助かります。
会員になっていなかったり、保険のオプションにも付いていない場合には結構な金額を取られますが、保険のオプションについていたら利用すべきです。
どうしたら良いか分からない時には、保険会社に電話すれば対応してくれます。
バッテリーを新品に交換
バッテリーが寿命の時期を迎えていれば、ジャンプスタートしてもすぐに止まってしまいます。
こうなれば、バッテリーの交換しかありません。
ロードサービス等を利用して、交換できるところまで運んでもらう必要があります。
自分で買ってきて交換する方法もありますが、バッテリー自体が軽いものではありませんから、歩いて運ぶことを考えると、ロードサービスを利用するべきでしょう。
近くに、ガソリンスタンドやカーショップがある時は少し考えても良いでしょう。
バッテリー交換といっても、それほど難しいものではなく、工具もスパナ程度で充分ですから、自信のある方はチャレンジするのも良いでしょう。
また、ジュークのような車にはコンピューターが設定情報などを記憶しています。
バッテリーが上がった時点で、全てのデータが消えてしまうとの報告もあるようです。
ただ新しいものに交換して設定がリセットされると、エンジンの調子が悪くなる場合もあるようですので、できればデータのバックアップなどをしておき、交換後にデータの復旧をしたほうが車の状態も良くなりますので、頭に入れておきましょう。
この他にも携帯ジャンピングスターターとかも売っていますね。
今はスマホサイズのスターターもあるみたいですよ!
でも基本はブースターケーブルでジャンプ!ですよね。
日産ジュークのケーブルの正しいつなぎ方
日産ジュークのバッテリー上がりが起きた場合に、ジャンプスタートする場合のブースターケーブルのつなぎ方と手順を、詳しくご説明してまいります。
ブースターケーブルのつなぎ方
まずは、バッテリーが上がった車に救援してくれる車に、できるだけ近づいて停めてもらいましょう。
ブースターケーブルが届く位置にきたら、救援車のエンジンを切ってもらいます。
最初に故障車のプラスに赤のケーブルをつなぎます。
『プラスは赤』、『マイナスは黒』と覚えましょう。
手を放しても外れないように、しっかりとつけましょう。
続いてこの赤いケーブルを救援車のプラスにしっかりとつけます。
これで両車のプラス同士がつながりました。
次はマイナスの黒いケーブルですが、今度は救援車からつなぎます。
そのあとに故障車のマイナスをつなぐのですが、ここでは基本的にバッテリーの端子にはつながず、エンジンのボルト等の金属部分につなぎます。
どうしても金属部分が無い場合には、故障車のマイナス端子につないでください。
※覚えておきたいのは、お互いのプラスとプラス、マイナスとマイナスをつなぐという事です。
これさえ間違えなければ、大きな事故は起きないでしょう。
ジャンピングスタートの手順は?
ブースターケーブルをつないだら、救援車のエンジンをかけて、エンジンが暖まり救援車のバッテリーが充分になるまで待ちます。
そして、故障車のエンジンの始動を試みます。
かかったエンジンは止めずに、かけたままにしておいて下さい。
あとは、つけた逆の順番でケーブルを外していきます。
必ず、エンジンは止めずにかかったまま外して下さい。
- 故障車の−を取り外す
- 救援車の−を取り外す
- 救援車の+を取り外す
- 最後に故障車の+を取り外す
以上の工程でジャンピングスタート作業の完了となります。
間違えると大惨事に?
工具でネジを緩めている時に手元が滑るなどして、工具を介してプラスとマイナスが直接繋がってしまうとショートして、大電流が流れることになります。
プラスとマイナスを間違えないことと、金属部分に接続部分が触れないように気をつけましょう。
プラスとマイナスさえ間違えなければ大きな危険はないみたいですね。
でも火花も出たりするみたいだから、やっぱり怖いです。
分からない時は、ロードサービスに頼むしかないですね。
日産ジュークはバッテリー以外にも制御コンピュータの故障が多い?
日産ジュークでは、燃費向上を目的とした機能が上手く働かなくて起きた不具合が報告されています。
最近では、こうしたプログラムの不具合等によるリコールも増えています。
減速時の燃料カット制御のプログラムの不具合
YF15型ジュークの中には、40km/h前後の定速走行から減速した時にそのままスピードと共にエンジン回転数が落ちてしまい、エンジンストップを起こしてしまったり、停止状態から発進するときに思ったような加速ができなくなるものがあります。
原因はECU内部のデータの不具合で、これを対策用に書き換えれば直ってしまうようです。
リコールは?
上記の件はリコールにはなっていませんが、それに次ぐサービスキャンペーンの対象になっています。
よって、ディーラーに持ち込めば無償でエンジン制御コンピュータの修正をしてくれます。
対象の車種や年式、車体番号は、ホームページ上に公開されていますので、該当されそうな方は是非確認してみて下さい!
対策はある?
エンジン制御コンピュータを修正する、つまりプログラムの書き換えになると思います。
自分で対策できる事ではありませんので、症状が出なくても対象の車であれば、早めにディーラーで対応してもらいましょう!
交換・修理はいくらかかる?
サービスキャンペーンですので、全て無料で修理してくれます。
日産ジュークでは他にもいろんな故障があるようですね。
今回はコンピュータープログラムの不具合みたいです。
最近はコンピューター制御が普通になってきたから、コンピューターの誤判断も恐ろしいですね。
新車・中古車を買う時に下取りで損しない方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きを頑張ってもらうのが一番簡単ですが、下取りに出す車があるのならば、下取りに出すことで更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ディーラーは『下取り金額を低めに提示』しているのです。
といったセールストークに使うために、少しずつ下取り価格を上げて交渉の材料にしているのです。
これまで大切に乗っていた愛車は、1円でも高く下取りに出したいですよね?
その為には、あなたの愛車がいくらで売れるのか下取り相場を知っておく必要があります。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
愛車を一括査定した見積書をディーラーへ持って行き、『この見積りより高くならなければ下取りに出しません』と言うことで、下取り価格の交渉が有利になります。
私がディーラーでフィットを下取りに出した時、初めの提示金額は45万円と言われました。
そこで、無料一括査定を試してみた結果、62万円という査定金額が出て唖然としました。
一括査定を知らずに下取りに出していたら、あやうく17万円も損するところでした!
その後ディーラーに査定金額を伝えたところ、17万円+1万円で18万円アップしてくれました。
ディーラーのやり方に疑問を感じつつも、相手も商売なので知らなければ損してしまっても仕方ありませんよね。
どこのディーラーでも最初は下取り価格を低く提示してくるので、一括査定で買取相場をチェックしていくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、1分ほどの入力で申し込み後、買取相場が表示されます。
ディーラーの下取りで損したくない方、比較用に見積りを取ってみたい、相場だけ知りたいという方は、無料で簡単にチェックできるのでお早めに試してみてくださいね。
まとめ
今回は、日産ジュークのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしてしてきましたが、如何でしたか?
日産ジュークは他の車と同じように、低燃費やガソリンの消費減を目指したようです。
しかし、それを制御するコンピュータープログラムに不具合があったことで、走行に不具合が起きたりもしたようです。
バッテリーは電気系統をつかさどる中心の媒体であり、バッテリーがあがることで、大事なプログラムに影響を与えることにもなり兼ねません。
コンピューター制御は万全なものでは無く、安全と過信する事が一番の危険であると考えさせられました。