今回は、プジョー207のバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてご紹介します。
プジョーは伝統的なフランスの自動車メーカーのひとつで、日本ではあまり台数は多くないですが、本国フランスでは大衆車として人気のあるメーカーです。
オシャレなデザインで女性にも人気のある車種ですから、車に詳しい方だけでなくデザインが好みで乗られている方も多いと思いますので、故障やトラブルが起きると焦ってしまいますよね。
ですので、今回はトラブルの中でも最も多いバッテリー上がりについて見ていきたいと思います。
それでは、プジョー207のバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
また、プジョーも輸入車ですから故障しやすいなんてこともあるのでしょうか?
【目次】
プジョー207のバッテリー上がりの原因はライトの消し忘れ?
プジョー207のバッテリー上がりの原因は特別目立った原因はないようです。
ですから、他の車種同様一般的なバッテリー上がりの原因を見ていきたいと思います。
1番多いのがライトの消し忘れ
やはり1番多いのは、ライト類や室内灯の消し忘れだそうです。
エンジンを停止した状態でライト類や室内灯、ウインカーなどを点け続けると、蓄えられた電気をどんどん消費してしまいますので、バッテリーがあがってしまいます。
バッテリーはエンジンをかけることで充電されますので、使用する電力が多ければ充電は無くなってしまいますよね。
車を離れる時は、電装品がオフ状態になっているかをしっかり確認しましょう。
ドアをしっかり閉めないと半ドアで、室内灯が点灯したままの状態になる場合がありますので、注意しましょう。
長期間放置による自然放電
エンジンを掛けない状態が長期間続いても、『自然放電』と言う現象が起こりバッテリーは上がってしまう可能性があります。
車に搭載されているコンピュータやカーナビなどの電装品は、記憶装置や時計機能を維持するために少しずつ電気を消費していますので、長時間エンジンを掛けないと充電されませんのでバッテリーが上がってしまいます。
充電が間に合わない?
季節や気温による影響で、バッテリーが酷使されることもありますよね。
エアコン、ヘッドライト、ワイパー、オーディオ、カーナビなどが同時に稼働することでかなりたくさんの電力が消費されます。
渋滞中などでは、十分に充電されないにも関わらず大量の電力が消費されるとバランスが取れずにバッテリーが上がってしまう可能性もあります。
このような状況の時弱ったバッテリーでは更にバッテリー上がりが起きやすくなります。
気づかないうちに、大量に電力を消費してしまっているという事もありますので、注意が必要です。
プジョー207は故障しにくいって本当?
『外車に故障が多い』と言われることは多いですよね。
確かに車に対する考え方の違いなどから、このように言われるのは間違いではありませんが、数年前までに比べると格段に信頼性は高くなっているともいわれています。
プジョー207はどうなのでしょうか?
フランス車は故障しにくい?
実はフランス車は故障が少ないというデータがあるようです。
ドイツ車の車に対する考え方としては、『完璧な工業製品を作る』というものがあります。
その為、ドイツ人は曲がる、停まる、加速するという車の基本性能を1番大事にしており、『故障しないように作る』と言う考えはあまりなく、『機械製品は壊れたら直すが性能の良さが第一』と考えられています。
耐久性よりも性能優先なので、消耗品の劣化が早く、日本車よりも故障や部品交換など維持にお金がかかるケースが多いです。
ですがフランス車は日本に近い考えがあり、『部品が劣化すると性能が下がるから交換』とはあまり考えていないようです。
『壊れたら直そう』と考えられているので、意外とお金がかからない場合も多いようです。
ATミッションが故障すると大変
フランスではMT車が主流で、プジョーのAT車は日本に輸出するために作られたもののようです。
日本ではプジョーの販売台数はそれほど多くないので、ATの開発にはあまり力を入れていません。
ですから、新車で購入して10,000km程度で故障してしまう事例もめずらしくありません。
ですが、2010年ごろからプジョーでは徐々に日本製のATミッションを使用するようになっていっているので、最新モデルの車は以前より故障しにくくなっています。
その為、そこまで故障が多いわけではなさそうですが、ATミッションの故障は大変ですね。
プジョー207のバッテリー上がりの対処法は?
それではもしバッテリー上がりを起こしてしまった場合はどのように対処したら良いのでしょうか。
自分でも簡単に対処出来るのでしょうか?
本当にバッテリー上がりなのかチェック
車のエンジンがかからない場合、まずはバッテリー上がりかどうかまず確認しましょう。
確認のポイントは、ライトが付くかどうか、セルモーターが回るかどうかです。
どちらも出来ない場合は、配線不良などの故障やバッテリー以外の不調が考えられます。
また、どちらも問題がない場合はガス欠の可能性もあります。
ですが、セルモーターは反応するけど音が小さいなど、係が悪いときはバッテリー上がりの可能性です。
救援車とブースターケーブルでつなぐ
ブースターケーブルで他の車から電力を供給する方法が一般的ではないでしょうか。
このとき最も重要なのが、ケーブルをつなぐ方法です。
正しくつなぐことで安全に復旧することが出来ます。
プラスは赤、マイナスは黒のケーブルを使うのが通例ですが、ケーブルの中身はどちらも同じで間違いを防ぐために色分けされているようです。
正しいつなぎ方は次の項目でご紹介したいと思います。
ジャンピングスターター
近年、ブースターケーブルより『ジャンプスターター』がレスキューグッズの主役になりつつあるようです。
ジャンプスターターを12Vカーバッテリーに接続するだけで、エンジンを始動することが出来ます。
ジャンプスターターはiPhoneやiPad、デジタル機器の充電をすることも可能です。
最近ではジャンプスターターは『3,000円台』から販売されていますから手軽に購入することが出来ますし、大容量タイプでも1万円未満であるようです。
ブースターケーブルは重くて嵩張りますので、一つ載せておくと安心です。
ですが、ジャンプスターターも中身はバッテリーですから徐々に放電していきますので、定期的な補充電がお勧めです。
JAFやロードサービスなどプロに救援を依頼する
JAFでは、救援を要請すると、近くにいる巡回中のロードサービス車が救援に駆けつけてくれます。
JAFは会員制で、年会費+入会金を支払うと年中無料でロードサービスを受けることができます。(ただし、一部有料)
JAF会員でなくても、電話をすれば有料でJAFのロードサービスを受けることができます。
また、他にも加入している任意自動車保険のロードサービスを利用することもできます。
多くの自動車保険で、バッテリー上がりの無料ロードサービスを展開しており、加盟する最寄りの整備工場が救援に駆けつけてくれます。
ご加入している自動車保険ロードサービスの電話番号は、すぐに確認できるようにしておきましょう。
お手頃な値段で販売されているので、日頃から車に積んでおくと安心かもしれませんね!
プジョー207のブースターケーブルのつなぎ方は?
上の項目でも紹介したブースターケーブルで復旧する方法です。
正しくつなげば危険もありませんので、つなぎ方を知っておきましょう。
ブースターケーブルをつなぐ前の事前準備
まずはブースターケーブルを準備しましょう。
ブースターケーブルの皮膜の破損やケーブルの断線がないかチェックしましょう。
バッテリーの位置を確認し、ケーブルが届く位置まで2台を近づけます。
救援車の電気機器を全てOFFにしておきます。
ブースターケーブルをつなぐ順番
- 赤ケーブルをバッテリーが上がった車→救援車の順番で+(プラス)端子に繋ぐ
- 黒ケーブルを救援車→バッテリーが上がった車のアースの順番で-(マイナス)端子に繋ぐ
- 車内の電気機器がすべてオフになっているか再度確認し、救援車のエンジンを始動する
- アクセルを踏みエンジン回転数1500~2000を維持し、5分ほど継続する
- バッテリーが上がった車のエンジンをかける
- 救援車だけエンジンを切る
- 黒ケーブルをバッテリーが上がった車→救援車の順番で-(マイナス)端子から外す
- 赤ケーブルを救援車→バッテリーが上がった車の順番で+(プラス)端子から外す
外す順番は、つないだ順の逆に外していきます。
エンジン始動後すぐにエンジンを切らない
エンジンを再始動させた後はしばらくエンジンを切らないようにしましょう。
すぐに切ってしまうとまだ十分に充電されていませんから、またエンジンがかからなくなってしまう可能性があります。
最低でも30分はエンジンをかけていたいですね。
最後など多少火花が飛ぶこともあるようですが、それは問題はないそうです。
プジョー207のバッテリー交換をする場合の注意点
もしブースターケーブルやジャンプスターターを使用してもエンジンを再始動出来ない場合は、完全にバッテリーが駄目になっている可能性がありますので、バッテリーを交換する必要があります。
ディーラーなどプロの手に頼るのが1番安全ではありますが、バッテリー交換はDIYで行う事も可能です。
その際はどのような事に気を付ければよいのでしょうか。
正しいバッテリーを選ぶ
車のバッテリーはそれぞれ様々ありますよね。
その為、必ず自分の車に適合するものを選びましょう。
間違ったものを購入すると、再度買いなおす手間が増えてしまいますよね。
また、最近ではアイドリング車も多くそれらは専用バッテリーが必要です。
ショートしないように注意する
マイナスから外していきましょう。
マイナスターミナルは元々ボディに接続されているのでボディーと接触しても問題はありません。
ですが、プラスから外してボディーに接触するとショートしてしまいます。
最悪の場合、車両火災にもつながりかねませんので外す時は必ずマイナスから。
外したマイナス端子がプラス端子に絶対に接触しないようにしましょう。
これもショートしてしまう可能性があります。
バッテリーを外すとメモリーが消える?
オーディオの時計やラジオのチューニングはエンジンを停止中も、バッテリーから電源を取り常に記憶しています。
ですが、バッテリーを外すことで電源を摂れませんので、メモリーが消えてしまい再設定が必要となってしまいます。
車種によっては様々注意することがありますので、取扱説明書などしっかり確認して行いましょう。
新車・中古車を買う時に下取りで損しない方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きを頑張ってもらうのが一番簡単ですが、下取りに出す車があるのならば、下取りに出すことで更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ディーラーは『下取り金額を低めに提示』しているのです。
といったセールストークに使うために、少しずつ下取り価格を上げて交渉の材料にしているのです。
これまで大切に乗っていた愛車は、1円でも高く下取りに出したいですよね?
その為には、あなたの愛車がいくらで売れるのか下取り相場を知っておく必要があります。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
愛車を一括査定した見積書をディーラーへ持って行き、『この見積りより高くならなければ下取りに出しません』と言うことで、下取り価格の交渉が有利になります。
私がディーラーでフィットを下取りに出した時、初めの提示金額は45万円と言われました。
そこで、無料一括査定を試してみた結果、62万円という査定金額が出て唖然としました。
一括査定を知らずに下取りに出していたら、あやうく17万円も損するところでした!
その後ディーラーに査定金額を伝えたところ、17万円+1万円で18万円アップしてくれました。
ディーラーのやり方に疑問を感じつつも、相手も商売なので知らなければ損してしまっても仕方ありませんよね。
どこのディーラーでも最初は下取り価格を低く提示してくるので、一括査定で買取相場をチェックしていくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、1分ほどの入力で申し込み後、買取相場が表示されます。
ディーラーの下取りで損したくない方、比較用に見積りを取ってみたい、相場だけ知りたいという方は、無料で簡単にチェックできるのでお早めに試してみてくださいね。
まとめ
今回は、プジョー207のバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
プジョー207は特別故障しやすかったり、バッテリーが上がりやすいわけではありません。
バッテリー上がりの原因も他のメーカーとあまり変わりませんので、ライトの消し忘れなどに注意する必要があります。
対処法も、最も定番のブースターケーブルでつないだり、ジャンプスターターの使用で復旧出来ますので、事前に知識を持っていれば、突然バッテリーが上がってしまっても安心ですね。