今回は、ランクル80のバッテリー上がりの原因や対処法、正しいケーブルのつなぎ方についてご紹介します。
ランクルと聞くと、大きくとても丈夫な車といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ですがランクル80は販売終了からも年数が経っていますし、一般的な原因のバッテリー上がりだけでなく、故障によるバッテリー上がりもあるようです。
また、ディーゼル車にはバッテリーが2つ搭載されていますから他の車種とのブースターケーブルのつなぎ方の違いなども気になるポイントですよね。
それでは、ランクル80のバッテリー上がりの原因や対処法、正しいバッテリーのつなぎ方についてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!
車体も大きい車種ですし、他の車種と同様の方法でバッテリー上がりを対処出来るのでしょうか?
また、故障によるバッテリー上がりの症状や修理費用も気になりますよね。
【目次】
ランクル80のバッテリー上がりの原因はオルタネーターの故障?
ランクルは日本国内でも警察車両・道路公団など、特に重装備が必要とされる車両に使われていたりと、国内外問わず丈夫な車と認知されている車です。
ですが、どんな丈夫な車でも経年劣化はしますので多少なりとも不具合は出てきます。
もちろん、ランクル80のバッテリーも長年使用していると寿命もきますし、放置していると放電もします。
また、バッテリー上がりの原因で1番多い人為的なミスのライトの消し忘れと言うのももちろんランクル80でも例外ではありません。
ですが、ランクル80は1995年1月~1996年8月まで販売されていた車種の為、販売終了後からもすでに20年以上経ってしまっているがゆえにバッテリー上がりでも原因は一般的に多い物だけではありません。
その一つがオルタネーター(発電機)の故障です。
オルタネーターの役割は?
車は走行中は発電した電力だけで走れるといっても過言ではないのです。
エンジンがかかった後は、ヘッドライトを付けた瞬間や急発進時など、
電力が足りなくなった時だけバッテリーの電力を使用します。
ですので、オルタネーター(発電機)が正常な場合は、エンジンがかかっている間、発電しながら走るため、
バッテリーの残量はそのままほとんど変わりません。
オルタネーターが故障するとどうなる?
ですが、オルタネーターが故障すると、もちろん発電ができません。
そうなると、バッテリーの残りの電気だけで車を走らせることになりますよね。
その為、バッテリーの電力が無くなった時点で、エンジンが止まってしまいます。
ですから、よくあるバッテリー上がりのようにエンジンを掛けようとしたがかからない、スマートキーが開けられないと言うような症状だけでなく、突然エンジンが停止してしまうという事もあり得ます。
ですが、オルタネーター(発電機)の故障はバッテリーマークや油温警告灯などが同時点灯したりしますので、気づいた時点ですぐに、出来るだけ電気を使わないように安全な場所に移動し停車しましょう。
定番のバッテリー上がり
定番のバッテリー上がりで多い原因は、ライトの消し忘れと言われています。
『日中、トンネル走行時にヘッドライトを点灯させたが消し忘れていた』や、『半ドアなどによって室内灯が点灯したままになっていた。』などと言った理由でも、もちろんバッテリー上がりも起きます。
また他にも、バッテリーの寿命や、長い間エンジンをかけずに放置していた場合の自然放電も大いにありえる原因となります。
ですが、オルタネーター(発電機)の故障が原因となると修理費用など不安も大きいですね。
ランクル80のバッテリー上がりの対処法は?
では、ランクル80がバッテリー上がりを起こしてしまった場合に対処法とはどのような物があるのでしょうか?
オルタネーターの故障によるバッテリー上がりの場合
もちろんオルタネーターが故障した場合は修理が必要ですよね。
オルタネーターの修理となると交換が多いようです。
ですが、交換にもいくつか選択肢があります。
まずは新品との交換です。
金銭的な余裕があればこれがベストかもしれません。
他にも、リビルト品との交換です。
中古のオルタネーターの消耗部品を交換し、新品同様のオルタネーターとして販売されるのがリビルト品です。
およそ新品の1/3程度の価格で販売されていますが、部品が粗悪な交換部品が使われたり、一部分しか交換されていなかったりと品質にばらつきがあるのが難点です。
安すぎるリビルド品には特に注意が必要です。
または、オーバーホールと言う手段もあります。
原因となる、各部品だけを交換します。
自分で脱着、分解と故障原因を特定できるのであれば、各部品を自分で交換することも可能です。
ライトの消し忘れや自然放電によるバッテリー上がりの場合
こちらは他の車種と同様に、救援車を用意しブースターケーブルをつないで復旧することも可能です。
また、救援車がない場合でもジャンピングスターターがあれば、自分だけでも復旧することも可能です。
ただ、ディーゼル車だけバッテリーが2個搭載されていますので注意が必要です。
バッテリーが寿命を迎えている場合
上記のブースターケーブルをつないだり、ジャンピングスターターを使用ても復旧出来ない場合、また1度は復旧してもすぐに又バッテリー上がりを起こしてしまう場合はバッテリーの寿命の可能性もあります。
通常バッテリーは3年前後が寿命ともいわれています。
その場合はバッテリーの交換の必要があります。
ガソリン車でバッテリーが1個搭載の場合は他の車種と同様ですが、ディーゼル車で2個搭載の場合は新しいバッテリーも2個必要ですから費用は倍となってしまいます。
他の車種とも同様にブースターケーブルを使用したり、ジャンピングスターターを使用する方法もありますが、交換となると高額になる場合もあるようですね。
ですが、バッテリーの消耗は避けられませんのである程度の心づもりが必要ですね。
ランクル80にはバッテリーが2個搭載されている?
ここまでにも少し出てきましたが、ランクル80にはバッテリーが2個搭載されている場合があります。
どのようになっているのでしょうか?
2個のバッテリーが搭載されているのはディーゼル車だけ!
2個のバッテリーが搭載されているのは、ディーゼル車に限ります。
ディーゼル車はセルモーターが24V仕様となっています。
12Vバッテリーを直列で2個繋いで24Vとなっており、トラックと同じです。
ディーゼルエンジンは構造上エンジンを回す抵抗がガソリン車より重く、圧縮比が2倍近くある為、ハイパワーなセルモーターが必要となります。
その為、バッテリーも2個搭載されています。
ですから、ガソリン車の場合は普通の12vセルモーターなのでバッテリーは1個です。
ディーゼル車も電装品は12V
ディーゼル車は24V仕様とご紹介しましたが、これはセルモーターだけと言うのがポイントです。
ですので、電装品には12Vが使用されていますので、社外品のナビを付けると言った場合でもコンバーターなどの必要はありません。
通常は2つのバッテリーを並列でつないでいますが始動時のみ、直列と切り替え強い電圧で始動するシステムとなっています。
バッテリーが2個搭載されているのは少しややこしそうですね。
もし自分で交換を検討している場合はしっかり説明書を確認してくださいね。
ランクル80のバッテリーの正しいブースターケーブルのつなぎ方
では簡単にランクル80のバッテリー上がりの際のブースターケーブルのつなぎ方を見てみたいと思います。
ガソリン車・バッテリーが1個の場合
こちらのつなぎ方は他の車種と同様です。
バッテリーの場所を確認する
まずは、救援車・故障車ともにバッテリーの場所を確認します。
そして、近づけて停車します。
また、ブースターケーブルも車の容量にあったものか確認してから行いましょう。
ブースターケーブルが細すぎる場合は発熱・発火の危険もあります。
ブースターケーブをつないでいく
ケーブルをつないでいきます。
赤い方をプラス、黒い方をマイナスにつなぎます。
接続する順番は、救援される側の車のプラス端子に赤いケーブル→次に救援車のプラス端子に赤いケーブル。
続いて救援車のマイナス端子に黒いケーブル→最後に救援される側の車のマイナス端子に黒いケーブルをつなぎます。
これがバッテリーのショートの可能性が1番少ない正しい順番です。
エンジンを始動
まず救援車のエンジンを始動し1分ほど待機します。
その後、故障車のエンジンも始動します。
故障車はその後30分ほどはエンジンを切らないようにしましょう。
ブースターケーブルを外す
無事エンジンが始動出来ればブースターケーブルを外していきます。
外す際は上記のつないだ順とは逆の順番で外していきます。
ディーゼル車・バッテリーが2個の場合
続いてディーゼル車のバッテリーが2個搭載されている場合のつなぎ方です。
ただ、こちらには詳しい情報があまりありません。
ですので、簡単に説明をしますが実際にされる場合は取扱い説明書をしっかり確認してください。
同じ24Vの救援車を探す
まずは同じ24Vの救援車を探しましょう。
トラックが24Vの為、救援を依頼しましょう。
そして、トラックを故障車の横に移動してきてもらいましょう。
救援車はエンジンをかけておき、ブースターケーブルをつなぐ
ここが12Vと違う点ですね。
救援車はエンジンを掛けた状態でブースターケーブルを接続します。
赤いブースターケーブルを、エンジンのかかっているトラックのバッテリー同士が繋がっていない方のプラス側に繋ぎます。
赤いブースターケーブルの反対側を、故障車のバッテリー同士が繋がっていない方のプラス側に繋ぎます。
続いて、黒いブースターケーブルを、エンジンのかかっているトラックのバッテリー同士が繋がっていない方のマイナス側に繋ぎます。
続いて、黒いブースターケーブルの反対側を、故障車のバッテリー同士が繋がっていない方のマイナス側に繋ぎます。
エンジンを始動する
エンジンを始動後、つないだ順とは逆に外していきます。
12Vの車で24Vの車を救援するのは、12Vの車にかなり負担がかかってしまいますので、行わないようにしましょう。
バッテリー1個搭載のものも、2個搭載のものもつなぎ方は赤を順番につなぎ、続いて黒と言うのは同様の方法でした。
ですが、エンジンを切っている状態かかかっている状態でつなぐかの違いがあるようです。
自分の車がどの方法なのかはしっかり取扱い説明書で確認しましょう。
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まとめ
今回は、ランクル80のバッテリー上がりの原因や対処法、ケーブルの正しいつなぎ方についてご紹介してきましたが、如何でしたか?
ランクル80では、定番のバッテリー上がりだけでなく生産終了からもかなり時間が経っている為にオルタネーターの故障によるバッテリー上がりもよく起きる症状のようです。
その場合は少々高額にはなりますが、交換の必要もありそうですがリビルト品やオーバーホールなど良い対策を考えましょう。
また、バッテリーのつなぎ方にはバッテリーの個数によって異なりますので注意が必要です。