今回は、ゼロクラウンのバッテリー上がりの原因や対処法、正しいブースターケーブルのつなぎ方についてご紹介します。
バッテリーの寿命は、徐々に症状が現れる場合もありますがライトの消し忘れなど、突然エンジンがかからないと言う事態もありえますよね。
そんな場合に焦ってしまわないように、正しいブースターケーブルのつなぎ方などを知って入ればを落ち着いて対処が出来ます。
ですが、もちろん原因を見つけれなけれ同じことを繰り返してしまいますので、原因の究明も大切です。
それでは、ゼロクラウンのバッテリー上がりの原因や対処法、正しいブースターケーブルのつなぎ方についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
さぁ出掛けよう!としている時にエンジンがかからなかったり、スマートキーが使えずロック解除できないと言う事態になると困りますし、焦りますよね。
どのように対処す
ればよいのか頭に入れておきたいですよね。
【目次】
ゼロクラウンはバッテリー上がりやすいって本当?
では、ゼロクラウンは他の車種に比べ、バッテリーが上がりやすいのでしょうか?
ゼロクラウンは18系と呼ばれるクラウン
『ZERO CROWN~かつてゴールだった車が、いまスタートになる~』と言う、キャッチコピーを耳にしたことはないでしょうか?
2003年、このようなキャッチコピーと共に市場に投入されたのが、今回のゼロクラウンです。
トヨタ自動車の高級車ブランドである『トヨタ・クラウン』の12代目モデル、『トヨタ・クラウンS18#型』です。
通称『18クラウン』とも呼ばれていますが、キャッチコピーから『ゼロクラウン』とも呼ばれ、今までのクラウンのイメージを覆した1台です。
ゼロクラウンは故障も少ない
クラウンだけでなく、日本車は欧米車に比べて日本の四季に応じて不具合なく走行できるように開発されている為、世界的に見ても故障が大変少ないです。
更にその中でもトヨタの車は特に故障が少ないと言われており、故障率調査では断トツの1位を誇っています。
そんなトヨタのゼロクラウンですから、もちろんこちらも故障は少ないと言われています。
ゼロクラウンはバッテリーが上がりやすい?
上記のように故障も少ないと言われているゼロクラウンですから、もちろん特別バッテリーが上がりやすいという事もありません。
インターネット上で、様々なゼロクラウン オーナーの口コミを見ていても、『そろそろバッテリー交換してから5年経ったので、出先でバッテリー上がりを起こしても困るから交換した』など、と言った口コミが多数見受けられました。
5年で交換と言うのはいたって一般的ですし、特別バッテリーの持ちが悪いとも思われません。
その為、ゼロクラウンは特別バッテリーが上がりやすいと言う訳では無いようです。
ゼロクラウン、通称18クラウンは、特にバッテリー上がりがしやすかったり故障がしやすいと言うような車種ではないようですね。
ですが、バッテリー上がりはどの車種でも避けては通れませんから、もしもの時用に対処法や原因を知っておきたいですね。
ゼロクラウンのバッテリー上がりの原因は経年劣化?
まずはバッテリー上がりやすい原因はどのようなものがあるのか見てみたいと思います。
バッテリー上がりの定番ライトの消し忘れ
これはゼロクラウンに限らず、どの車種でも定番のバッテリー上がりの原因のライトの消し忘れです。
エンジンが停止した状態で、ヘッドライトや室内灯を点灯し続けると車に搭載したバッテリーの電力が消費し、なくなってしまうとバッテリー上がりの原因となります。
最近ではヘッドライトはオートライトで自動的に消えるものも多いですが、室内灯が付きっぱなしと言うのはありますよね。
エンジンが停止していると発電機による発電が行われませんので、バッテリーに蓄えられた電力が消費され、バッテリー上がりの原因となります。
バッテリー上がりの主な理由はバッテリーの寿命!
ゼロクラウンは古いもので14年、最終型でも9年経過しており、車自体が古くなったことによるトラブルは避けられません。
上記のような人為的ミスによるバッテリー上がりももちろん十分よくあることですが、バッテリーにも寿命があります。
故障の少ない車種なだけあり、故障が原因でバッテリーが上がるよりも寿命でバッテリーが上がってしまう事が多そうです。
バッテリーは一般的に平均寿命が2~3年と言われています。
3年を超え、パワーウィンドウなどの異変が出てきたら、バッテリーの寿命が近そうです。
故障が少ない車だけあり、やはりゼロクラウンのバッテリー上がりの原因の主はバッテリーの寿命が多そうです。
少し意識することで突然のバッテリー上がりは防げそうですね。
ゼロクラウンのバッテリー上がりの対処法は?
ではバッテリー上がりが起きた場合どのように対処したら良いのでしょうか?
対処法を見てみたいと思います。
ブースターケーブルで救援してもらう
自分の車がバッテリー上がりを起こしてしまった場合の応急措置として、まず救援車を使用したジャンピングスタートがあります。
この処置を行うためには、もう1台の車とドライバーが必要ですので、一人では出来ません。
ブースターケーブルと呼ばれるバッテリー同士を繋げるケーブルも必要です。
他車のバッテリーと正しく接続することで電気を供給しエンジンを稼働させます。
バッテリーが完全に上がっていれば、1度は稼働できますがすぐにまたエンジンは切れてしまいます。
ジャンピングスターターを使ってエンジンをかける
ジャンピングスターター(エンジンスターター)とはバッテリーが上がった車のエンジンを始動させてくれます。
ジャンピングスターターを使用すれば救援車のバッテリーもいりません。
蓄電機能のあるジャンピングスターターを用意すれば、車と人を調達する必要はありませんし、自分ひとりでバッテリー上がりを解消できます。
ですが、いつバッテリー上がりするかわかりませんし、いつも車に積んでいるかはわかりませんよね。
バッテリーを新しいものに交換する
バッテリーが完全に上がっていると、ブースターケーブルを利用しても、その他の方法で充電を行っても効果は期待できません。
バッテリー自体を交換する必要があります。
車種に適合したバッテリーに交換しなくてはいけませんので、外出先でバッテリーが上がればロードサービスを使用し整備工場などへ移動する必要があります。
ゼロクラウンだからと言って特別対処法が他の車種と異なるようなことはなさそうですね。
ですが、間違えれば危険にも繋がりますし、正しく対処できるようにしたいですね。
ゼロクラウンのバッテリー上がりの正しいつなぎ方は?
ではもし、バッテリー上がりを起こしてしまった場合焦らず適切に対処できるように正しいつなぎ方を覚えておきましょう。
意外と簡単ですよ!
正しいつなぎ方①:ブースターケーブルを用意する
まずはブースターケーブルが必要です。
救援車を使ってジャンプするときには、救援者のバッテリー電圧が12Vの車を準備してください。
24Vの電圧のバッテリーを使っている車(トラック等)はゼロクラウンのジャンプに使う事は出来ません。
この時ブースターケーブルをつなぐ前にケーブル本体に不備がないか確認しましょう。
皮膜が破れていないか、ケーブルは断線していないか、バッテリーとつながる部分のワニクリップはしっかり挟めるかをチェックしてください。
安全にジャンピングスタートをする為にとても重要なことです。
正しいつなぎ方②:ブースターケーブルを接続
まずは救援車のエンジンをストップした状態で、ブースターケーブルを接続します。
つなぎ方は、まず赤いケーブルをバッテリー上がり車両のプラス端子、続いて救援車のプラス端子に繋ぎます。
黒いケーブルも同様に、今度は救援車のマイナス端子に繋ぎ、最後にバッテリー上がり車両のエンジンの金属部分の好きな場所に接続してください。
正しいつなぎ方③:エンジンをかける
ブースターケーブルの接続が問題なく完了したら、救援車のエンジンをスタートさせてください。
エンジンをかける時に、AT車の場合はパーキング、MT車の場合はニュートラルにギアを入れてください。
サイドブレーキも当然しっかりとかけておいてくださいね!
エンジンをかけて異常が無ければ、救援車の方でアクセルを煽って、大体2000〜3000回転くらいで保ちます。
救援車の回転数を上げた状態で、バッテリー上がり車両のエンジンをスタートさせてください。
この状態で、ゼロクラウンのエンジンがスタートすればジャンプスタート成功です。
正しいつなぎ方④:ブースターケーブルの外し方
ゼロクラウンのエンジンが始動したら、正しい手順でブースターケーブルを外す必要があります。
取り外す順番は
- ゼロクラウンのマイナス端子
- 救援車のマイナス端子
- 救援車のプラス端子
- ゼロクラウンのプラス端子
となります。
取り付けた時と逆の順番で外していきましょう。
間違えた手順で外すと、火花が散って火災の危険もありますので注意してくださいね。
ジャンピングスタート後気を付けること
ケーブルを外した後、走行することはできますが、バッテリー自体の寿命や損傷している場合はエンジンを止めると再始動できないこともあります。
ですので、ディーラーやカー用品店などで点検もしくは充電、またはバッテリーを交換してもらいましょう。
このブースターケーブルのつなぎ方はどの車でも共通しています。
また、自身の車がバッテリー上がりを起こすだけでなく自分が救援車になる事も十分可能性はありますから覚えておいて損はありませんね。
ゼロクラウンはバッテリー上がり以外にも故障しやすいパーツがある?
ここまでゼロクラウンのバッテリー上がりについて見てきました。
比較的故障なども少ない車種ではありますが、最終モデルからもそれなりに年数の経ってきている現在、では古いモデルだからこそよくある故障や経年で出てくる故障などもあります。
代表的なものを見てみたいと思います。
古い車種に多いO2センサーの故障
ゼロクラウンだけが故障しやすいわけではなく、車が古くなればどの車種でも起こりがちなトラブルです。
O2センサーは、エンジンから排出される排気ガスに含まれている成分を分析するセンサーです。
車のコンピューターは、このO2センサーからの情報を元に現在の燃焼状況をチェックして判断していきます。
排気ガスが通る通路に設置されているセンサーの為、常に高温のガスに晒されています。
なので、走行距離が伸びれば伸びるだけ、故障してしまうリスクも高くなります。
消耗品という訳ではありませんが、いつかは壊れる部品であることは間違いないので定期的な交換は必要になります。
ゼロクラウンにはO2センサーが合計4つも採用されており、このどれか一つでも異常があると警告灯が点灯することになります。
O2センサーが故障したからといって、すぐに車が動かなくなってしまう事も無いので、修理工場まで自走して持って行くことが出来ます。
ATフルード
ゼロクラウンの場合はATフルードによるトラブルも多いです。
クラウンは設計段階から日本の高級車にふさわしい部品のクオリティ、耐久性を求めているので、ノーメンテでもかなりの距離を走らせることが出来ます。
ただ、10万キロ程走行した時点で、劣化したシールからATフルードの漏れが起こることがあるようですね。
ATフルードが無くなった状態で走行するとATに大きなダメージを与える事になるので10万キロを超えたゼロクラウンは各部のチェックが必要になってきます。
ゼロクラウンだから多い故障と言うのは特になく、発売当時より年数が経ってきて、走行距離も伸びてくるがゆえに起きてくるトラブルのようですね。
欧米車に比べ、長期間トラブルの少ない日本車ですがやはり100,000kmはひとつの目安ですね。
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まとめ
今回は、ゼロクラウンのバッテリー上がりの原因や対処法、正しいブースターケーブルのつなぎ方についてご紹介してきましたが如何でしたか?
ゼロクラウンだからこそ、バッテリーが上がりやすい原因や故障は特に見受けられずやはり、故障の少ない車種であると実感させられましたね。
ですが、バッテリーが上がることが無いわけではなくバッテリーは消耗部品ですし、また人為的なミスでもバッテリーは上がってしまいますので注意が必要です。
その為、もしもの時の為に正しい対処法は頭に入れておきたいですね。