今回は、日産デイズルークスのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてご紹介します。
デイズルークスは日産自動車と三菱自動車との合弁会社NMKVによって開発された軽自動車です。
そんなデイズルークスにはアイドリングストップ車もあり、バッテリーへの負荷が心配されていました。
バッテリーアシストシステム機能を採用して、バッテリーへの負担を減らすことに成功しましたが、特殊なバッテリーが使われているのか、通常の対処法で良いのか迷う方も多いと思います。
それでは、日産デイズルークスのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
デイズルークスは三菱との共同開発なんですね。
ekスペースとは兄弟車になるんですね。
新しいバッテリーアシストシステムとは、どんな特徴の機能なのか知りたいです!
【目次】
日産デイズルークスのバッテリーアシストシステムとは?
日産デイズルークスは、2014年2月に発売され、アイドリングストップ車と普通車が販売されています。
バッテリーもその2種類に分かれます。
アイドリングストップ車は『M-55』、普通車は『60B19L』のバッテリーが使われています。
そして、『バッテリーアシストシステム』という新しい機能が追加されました。
減速時のエネルギーを利用したバッテリーアシスト
エンジンの負荷を低減し経済性を高める新技術は、減速時のエネルギーを利用して高出力のオルタネーターを回転させて発電し、効率よくニッケル水素電池に充電します。
その充電した電力をオーディオやナビなどの電装品に供給することでガソリンの節約につなげるのが、バッテリーアシストシステムです。
ガソリンを消費するオルタネータの発電頻度を下げ、ガソリン消費量を抑制して省エネを図ります。
このシステムには、パナソニックの『12Vエネルギー回生システム』が採用されています。
12Vエネルギー回生システムでバッテリーが長持ちする?
パナソニックグループ エナジー社は、車載用ニッケル水素電池を活用した、アイドリングストップ車向けの『12Vエネルギー回生システム』を開発しました。
開発したシステムは、減速時に発生するエネルギーを蓄電し再活用することで、車の電装品へのエネルギー供給能力を向上させます。
加えて、駆動用のアシストモーターへの電力供給を実現することで、さらなる燃費向上に貢献します。
また、高温下での充電効率および耐久性を高めたセルを新たに開発し、エンジンルームへの設置が可能になりました。
アイドリングストップ車は、エンジン始動時だけでなくアイドリングストップ時もエアコンのファンなどの電力を全てバッテリから供給するため、バッテリーに大きな負荷がかかるという課題がありました。
このシステムにより問題を解決し、燃費向上、メインバッテリーとなる鉛電池の長寿命化など、アイドリングストップシステムの高機能化に貢献しています。
デイズルークスはアイドリングストップ車のバッテリーが酷使されるのを改善するため新技術を取り入れたんですね。
それと同時に燃費への好影響があるのは、素晴らしいシステムです。
カタログ燃費が26.0km/Ⅼと言うんだから、これもスゴイですよね!
日産デイズルークスのバッテリー上がりの原因は?
バッテリーアシストシステムは文字通りバッテリーを助けてくれるものですが、バッテリー上がりを完全に解決するものではありません。
以前よりはバッテリーが上がるまでの時間が延びるかもしれませんが、従来と同じようにバッテリーを酷使したり、停止中にライトを消し忘れたりして放電のみが続くとバッテリーは上がってしまいます。
バッテリーアシストシステムでバッテリー上がりが減る?
バッテリーアシストシステムで蓄電された電力は、エアコンやオーディオ等の電装品に供給され、従来アイドリングストップ車の弱点ともいわれたバッテリーの充電不足をアシストしてくれます。
これによって、バッテリー上がりは少なくなるに違いありません。
但し、減速時のエネルギーを利用するので、停止されている場合には従来と同じ考え方です。
バッテリー上がりが0になるわけではない?
以前よりは停止していても電気の余力は多く残っているでしょう。
しかし、停止したまま長時間の放電がされれば、バッテリー上がりになります。
新技術を過信しすぎてもいけません!
電気の点けっぱなし
同じく室内灯やライトのつけっ放しは、バッテリー上がりに直結します。
いくらバッテリーアシストで蓄電されても、停止した状態で蓄電された電力を使い切ってしまえば、バッテリー上がりになります。
従来よりは長い時間、持ちこたえられるようになったかもしれませんが、注意しないと同じ事になります。
経年劣化による放電
バッテリーアシストシステムでは、充電機でもあるオルタネータの使用頻度が減り、充放電の数も減ることになります。
バッテリーは充放電の繰り返しで劣化が進みますので、バッテリーの寿命は長くなります。
但し、どの位の効果があるかは立証されていませんし、バッテリーは使わなくても経年で劣化するものです。
ある程度の時期になれば寿命が来るのは同じですので、定期的な点検はしてもらうようにしましょう!
バッテリアシストは走行中のシステムだから、停止中は同じようにバッテリー上がりに気をつけないといけませんね。
バッテリーの充放電の回数が減るからバッテリーの寿命は延びるんですね。
寿命が長くなると言っても以前に比べての話だから、定期的な点検はしないといけませんね。
日産デイズルークスのバッテリー上がりの対処法は?
デイズルークスのバッテリーが上がった場合の、代表的な対処法をご紹介します。
原因がバッテリー以外にも考えられる場合には、ロードサービスを使ってディーラーや整備工場で診てもらった方が時間もお金も少なくてすむかもしれませんので、状態を見て判断しましょう。
ブースターケーブルを使ってジャンピング
周りに協力してくれる車両とブースターケーブルがあれば、ロードサービスを呼ばなくてもエンジンを始動させることができます。
遠方に出ている時などは、宿泊施設や商業施設などにケーブルを置いている場合がありますので、確認してみると良いでしょう。
ブースターケーブルは1,500円程度で売られています。
1セット購入して車に置いておくと安心です。
ジャンプスターターを利用
ジャンプスターターは小型の充電器です。
50%以上の充電があれば数秒でエンジンを始動できるすぐれものです。
バッテリー上がりを起こす前に事前に購入するか、あるいは周りの人に借りる必要がありますが、あると便利ですね。
4,000円程度から販売されている便利な商品です。
ジャンプでエンジンがかからなかったら、ロードサービスの利用しかないですね。
バッテリーの交換っていう方法もあるけど、車が動かないのでバッテリーを買いにいけないですね。
バッテリーが原因でない場合もあるので、ロードサービスは有効な手段ですよ!
日産デイズルークスのケーブルの正しいつなぎ方
ブースターケーブルを使ってジャンプ復旧する場合のケーブルのつなぎ方と、手順をご説明いたします。
ブースターケーブルのつなぎ方
デイズルークスのボンネットを開けると、右上あたりにバッテリーが見えるでしょう。
この上部に飛び出た2本がバッテリー端子です。
プラスとマイナスは絶対に間違えないようにしましょう。
まずは、プラスからつなぎます。
故障車のプラス端子に赤のプラスケーブルをしっかりとつけます。
続いて、救援車のプラス端子に赤のプラスケーブルをつなぎます。
次は黒のマイナスケーブルです。
今度は、救援車からつなぎます。
救援車のマイナス端子に黒のマイナスケーブルをつなぎます。
最後に黒のマイナスケーブルを故障車につなぐのですが、端子ではなくエンジン部分のボルト等の金属部分につないで下さい。
金属部分が見つからなければ、マイナス端子につないでも構いません。
以上で接続は完了です。
エンジンをかける手順は?
ケーブルの接続時は、救援車のエンジンを切って行って下さい。
ケーブルがつながったら、救援車のエンジンをかけて、充分にバッテリーが充電されるまで待ちます。
そうしたら、故障車のエンジンを始動してみます。
エンジンがかからなかったら、5秒位おいてまた再始動してみます。
連続で10秒、セルを回しつづけないように注意して下さい。
大体、これでエンジンがっかるはずです。
エンジンがかかっても、エンジンは止めないでください。
エンジンをかけたまま、ケーブルを外します。
今度はつけた順番と逆に外します。
- 故障車のマイナスを外す。
- 救援車のマイナスを外す。
- 救援車のプラスを外す。
- 故障車のプラスを外す。
- 以上でケーブルが外れました。
故障車はバッテリーの充電のため、1時間ぐらいはエンジンをかけたままにします。
止めてしまうと、またかからなくなる事も多いので、できれば原因の追究も兼ねて、そのままディーラーや整備工場に行かれることをお勧めします。
バッテリーアシストがあっても、緊急のためにブースターケーブルを持っておいた方がいいですね。
1人でもできるから、ジャンプスターターも役に立ちますよね。
山奥なんかでバッテリーが上がる事を考えると、ジャンプスターターは便利ですね!
日産デイズルークスはバッテリー上がり以外の故障も多い?
デイズルークスには、バッテリー上がり以外にも故障が多く、リコールの届けも複数あるようです。
愛車でご利用中の方や、中古で購入を考えていらっしゃる方は、確認される事をお勧めします。
年式や車体番号などをホームページやディーラーで確認して下さい。
いくつかのリコール情報をご紹介します!
EGRクーラー・EGRバルブハウジングのリコール
EGRクーラーとEGRバルブハウジングについては、一部の材質が不適切なため排気ガス凝縮水により腐食し、腐食片がEGRバルブに噛み込んだり、EGRバルブハウジングに穴あきが発生したりするものがあるります。
そのため、燃焼不良となり、エンスト、再始動不能に至るおそれがあります。
改善措置としては、EGRクーラーを確認し対策品に交換します。
また、EGRバルブハウジングを対策品に交換します。
ECU・燃料ポンプ・点火プラグのリコール
燃料ポンプについては、製造時の燃料流量の管理が不適切なため、燃料流量が少ないものがあるります。
また、エンジンECUについては、制御プログラムが不適切なため、燃料噴射量が過剰となることがあります。
これらに加えて、点火プラグの仕様が不適切なため、点火プラグのくすぶりが発生し、始動時間が長くなったり、始動不能に至ったりするおそれがあります。
改善の内容としては、エンジンECUのプログラムを対策品に書き替えます。
また、車両の類別により燃料ポンプおよび点火プラグの改善が必要な場合は、燃料ポンプおよび点火プラグを確認し、燃料ポンプは良品に交換、点火プラグは仕様変更品に交換します。
今回の事例は始動時に不具合が起きるみたいだから、バッテリーが原因と間違いそうですね。
この状況をリコール内容のように判断するのは、かなり難しいですね。
まずはリコール届けの状況を時々見る事と、自分の車が該当しないか確認する事が大切ですね。
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ディーラーは『下取り金額を低めに提示』しているのです。
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まとめ
今回は、デイズルークスのバッテリー上がりの原因や対処法、ブースターケーブルの正しいつなぎ方についてお届けしてきましたが、如何でしたか?
三菱自動車の不正行為により、一時は販売中止も噂されたデイズルークスでしたが、発売当初から人気もあり、現在も販売が続けられ人気を維持しています。
新しい機能も搭載され、一層人気が出そうなデイズルークスですが、リコールの届けも多くあるようです。
共同生産だけに責任がどこにあるのか判断するのは難しいでしょうが、問題が発見された場合には早めに発表していただきたいですね!